インタビュー・文/長島日女光、写真/伊藤康弘、構成/栄木恵子(編集部)

 はるかインドやジャワから、海を越えて日本に伝わった更紗。初めて目にした江戸の染め物職人の驚きは、いかばかりだったでしょう。これまで見たこともない茜色の鮮やかさ、異国情緒漂う花や鳥の絵柄…。

 未知の異国からもたらされた深いインパクトに導かれ、江戸の職人が独自の美意識を注ぎ込み育んだのは…。今回ご紹介するのは現代の私たちの目にも新鮮に映るエキゾチックなデザインと江戸好みの渋い色合いが融合した、江戸更紗の世界です。



江戸職人手帖

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