歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



写真/井川由香、文・構成/栄木恵子(編集部)

 『平成 劇場獨(ひとり)案内』は、歌舞伎が上演される劇場をご紹介する連載です。今回は道頓堀の大阪松竹座を取材しました。

 道頓堀は江戸初期からの芝居町で、浪花の文化の中心地。大正12年5月に竣工した初代の建物は、近代建築史上に残る名建築と言われ、道頓堀のシンボルとして親しまれていました。

 現在の建物は、このネオ・ルネッサンス風の建築様式をそのままに平成9年2月に新築開場。7月には大阪松竹座で初めてとなる「新築開場記念 関西・歌舞伎を愛する会 第六回 七月大歌舞伎」が上演されました。開場以来、「関西・歌舞伎を愛する会」と冠した歌舞伎公演は大阪松竹座の7月公演の定番となり、今年は第20回となります。
おなじみのあの場面が目に浮かぶ… 芝居に縁の深い町、道頓堀
 
最新設備を備えて新築。演劇専門劇場に
 
幕間は白い大理石が基調の明るい空間で
 
大阪松竹座正面外壁テラコッタが果たした役割
 
 

平成 劇場獨案内

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