歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



写真/(c)松竹株式会社、インタビュー・構成/栄木恵子(編集部)
 平成21年1月から16ヶ月にわたった歌舞伎座さよなら公演。刻一刻と歌舞伎座休場の日が近づくなかで、数々の名舞台が生まれました。

 その舞台に出演した名優たちの役への一念、受け継がれてきた芸と名跡、初舞台や思い出の舞台、先達の言葉、そして、さらなる目標へ向かう志…。

 それぞれの想いを抱く11人(※)の俳優たちが語り手となり、本作で初公開となる稽古風景や舞台の製作現場、俳優が過ごす楽屋の風景も織り交ぜた豪華な、心にしみるドキュメンタリー映画が誕生しました。

 それは、歌舞伎俳優が総出演し、歌舞伎座の全てを捉えた、史上初のドキュメンタリー映画『わが心の歌舞伎座』。

 作品としての完成を間近に控えた某日、十河壯吉(そがわそうきち)監督に映画への想いをうかがいました。

※語り手となった俳優名(五十音順):市川團十郎、尾上菊五郎、片岡仁左衛門、坂田藤十郎、中村勘三郎、中村吉右衛門、中村芝翫、中村富十郎、中村梅玉、坂東玉三郎、松本幸四郎
  • 芸道:高校時代から書きためた歌舞伎ノート
  • 娯遊:愛機PENTAXで、心象風景を写す
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