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ようこそ浅草へ「新春浅草歌舞伎」、三年目の挑戦 後篇 今度の浅草も熱く盛り上げます!

新春浅草歌舞伎 平成29年1月2日(月・休)~26日(木)

新春浅草歌舞伎

[チラシの裏面を見る]

浅草公会堂
東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武鉄道「浅草駅」下車徒歩5分
つくばエクスプレス「浅草駅」下車徒歩3分

第1部 午前11時開演

  お年玉〈年始ご挨拶〉

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
  土佐将監閑居の場

  義経千本桜
二、吉野山(よしのやま)

第2部 午後3時開演

  お年玉〈年始ご挨拶〉

  双蝶々曲輪日記
一、角力場(すもうば)

二、御存 鈴ヶ森(ごぞんじすずがもり)

三、棒しばり(ぼうしばり)

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これだけは約束してほしい!

 ――最後に、公演中にしてほしいことを、今、隣にいらっしゃる方にリクエストしていただけますか?

松 也:右隣でいいのかな? じゃあ、巳之助くん。彼は毎年、僕らを楽しませるためのネタを用意してくれるんですが、それを最近、怠っている節がある(笑)。僕が年長として浅草をさせていただけるようになった最初の年には、宣伝で出演させていただいたテレビ番組でもやってもらったんですが…。皆さんの前に出すことは二度としないので、僕らのために来年は必ず新しいネタを用意してください。

壱太郎:え? 何をやるんですか?

巳之助:ダメダメ。表に出さないという約束なのだから、ここでは言いません! 僕は隼人くんだね。浅草恒例の馬鹿食いをやってほしいです。この人は本当によく食べるんですよ。僕が見たのは、尾張屋さんの天丼を食べ終わった直後にバーガーキングのハンバーガーを3つとか、フルポーションの天丼とざるそばのあとにケーキを箱ごととか。ありえない!と思ったもの。

隼 人:巳之助さんに馬鹿じゃないの?と言われながら食べるのが、僕の浅草の恒例行事です(笑)

巳之助:ドラマ撮影があったからか、少しやせたみたいだけれど、それを取り戻す勢いでお願します。

松 也:そうか。浅草はおいしいものがたくさんあるし、差し入れもたくさんいただくので太りがちになるけれど、隼人くんにおすそ分けすればいいんだ!

隼 人:お待ちしています(笑)。では僕は壱太郎さんに、ですね。壱太郎さんは歌舞伎座と掛け持ちなので、『吉野山』が終わったら帰ろうとしていると思いますが、歌舞伎座の出番は夜の部の最後でしょう。なので、第2部のお年玉ご挨拶をやってからいらっしゃるというのはいかがでしょう。それと終演後に食事会が行われるときは、必ず戻って参加してください。

松 也:お年玉ご挨拶はいい考え! あ、『角力場』出てからでも間に合うでしょう。閂やってからでどう?

壱太郎:いやいや、『角力場』は(笑)。お年玉ご挨拶の件は後ほどご相談を。でも、食事会は必ずうかがいます。本当に楽しいもの。あれも浅草ならではですよね。…そして、僕は松也さんへリクエスト。浅草はとにかく楽屋がとても楽しかったので、今回、“長”である松也さんに、楽屋で楽しく過ごせる何かをつくっていただきたいです。

巳之助:でも、松也さんは個室の楽屋だよ。今年、あんまり僕らの楽屋にきてくれませんでしたよね。

壱太郎:え? そうなんですか?

松 也:それは巳之助くんがネタやってくれないから。だからです(笑)

巳之助:じゃあ、必ずネタやりますから、松也さんも僕らの楽屋に必ず来てくださいね。…というようなことで、とても和やかなことになっていますが、4年前、猿之助さん、愛之助さんら、前の浅草歌舞伎の先輩方から受け取ったバトンの本当の意味は、まだ形にできていないと思うので、その第一歩を、来年こそ踏み出したいと思っています。

松 也:そうですね。僕が若手の最年長として「浅草新春歌舞伎」をさせていただくようになって3回目ですが、僕らでしかできないこと、僕らだからこそ楽しんでいただけることを目指していきたいと思います。ぜひ、期待してください!

  • 二代目 尾上松也(おのえ まつや)

    二代目
    尾上松也
    (おのえ まつや)

    音羽屋

    生まれ
    昭和60年1月30日
    家族
    六代目尾上松助の長男。妹は新派女優の春本由香。
    初舞台
    平成2年5月歌舞伎座『伽羅先代萩』足利鶴千代で二代目尾上松也を名のり初舞台。
    2017年出演演目
    『義経千本桜』「吉野山」佐藤忠信実は源九郎狐/『双蝶々曲輪日記』「角力場」放駒長吉/『棒しばり』次郎冠者
  • 二代目 坂東巳之助(ばんどう みのすけ)

    二代目
    坂東巳之助
    (ばんどう みのすけ)

    大和屋

    生まれ
    平成元年9月16日
    家族
    十代目坂東三津五郎の長男。姉は女優の守田菜生。
    初舞台
    平成3年9月歌舞伎座『傀儡子』唐子で本名で初お目見得。7年11月歌舞伎座『蘭平物狂』一子繁蔵、『壽靱猿』小猿で二代目坂東巳之助を名のり初舞台。
    2017年出演演目
    『傾城反魂香』浮世又平後に土佐又平光起/『義経千本桜』「吉野山」早見藤太/『棒しばり』太郎冠者
  • 初代 中村壱太郎(なかむら かずたろう)

    初代
    中村壱太郎
    (なかむら かずたろう)

    成駒家

    生まれ
    平成2年8月3日
    家族
    四代目中村鴈治郎の長男、祖父は四代目坂田藤十郎。
    初舞台
    平成7年1月中座『嫗山姥(こもちやまんば)』一子公時(きんとき)ほかで初代中村壱太郎を名のり初舞台。
    2017年出演演目
    『傾城反魂香』又平女房おとく/『義経千本桜』「吉野山」静御前
  • 初代 中村隼人(なかむら はやと)

    初代
    中村隼人
    (なかむら はやと)

    萬屋

    生まれ
    平成5年11月30日
    家族
    二代目中村錦之助の長男。
    初舞台
    平成14年2月歌舞伎座『寺子屋』一子小太郎で初代中村隼人を名のり初舞台。
    2017年出演演目
    『傾城反魂香』狩野雅楽之助/『双蝶々曲輪日記』「角力場」山崎屋与五郎/『御存 鈴ヶ森』白井権八/『棒しばり』曽根松兵衛
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ようこそ浅草へ

若手の登竜門といわれる「新春浅草歌舞伎」は、芝居に対する“熱”はどこの劇場にも負けないと、毎年、新鮮な舞台を見せています。でも、それだけではありません。中心となる出演俳優が一気に世代交代して3年目の今回は「ステップアップした私たちをご覧いただけるように」と、それぞれが強い気持ちで挑みます。—2016.12.14

自分たちが新しい浅草歌舞伎の幕を開ける! 熱意を舞台にぶつけ、一人でも多くのお客様に楽しんでいただきたいと奮闘する三人が、演じる役のことを語る後編です。—2014.12.26

2015年、「新春浅草歌舞伎」は松也さん、歌昇さん、巳之助さんほか20代の若手が中心になって幕を開けます。自分たちが挑む大役のこと、そして先輩から受け継いだ浅草歌舞伎のこと...、あふれる思いを語ります。—2014.12.17

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