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秋の特別公演 古典への誘い

上演時間

  • 能楽 舞囃子 安宅

  • 幕間 20分
  • 歌舞伎十八番の内 勧進帳

  • 能楽 舞囃子 安宅

  • 幕間 なし
  • 舞踊 賤の苧環

  • 幕間 20分
  • 歌舞伎十八番の内 勧進帳

  • 能楽 舞囃子 安宅

  • 幕間 なし
  • 舞踊 賤の苧環

  • 幕間 なし
  • 歌舞伎十八番の内 勧進帳

※10月12日時点での予定。幕間を含む上演時間は2時間。
※14日(金)、15日(土)、16日(日)の小松特別公演は上演演目が他公演と異なり、幕間を含む上演時間は14日・15日は2時間20分、16日は2時間。
※上演時間は変更になる可能性があります。

日程詳細

2016年10月

演目と配役

一、能楽 舞囃子 安宅(あたか)


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶
源義経
亀井六郎
片岡八郎
駿河次郎
常陸坊海尊
富樫左衛門
市川 海老蔵
市川 九團次
市川 右之助
片岡
大谷
市村
中村

みどころ

一、能楽 舞囃子 安宅(あたか)

 「義経記」や「吾妻鏡」、「源平盛衰記」などに取材した作品で、成立は室町時代。作者は観世小次郎信光ともいわれますが、詳細は不明で、能の作品を分類する、五番立ての内、四番目物に分類される作品です。記録に残る最古の上演記録は寛正6(1465)年、後世、浄瑠璃、歌舞伎などに展開してゆく義経物(判官物とも)の代表的作品です。
 なんとか関を抜けた一行の元へ、関守が非礼を詫びるために酒をふるまい、弁慶が舞を披露する作品のクライマックスを、面、装束を用いずに紋付袴の姿で演ずる演能形式である「舞囃子」でお楽しみいただきます。また、今回は「瀧流之伝」「酌掛之伝」「延年之舞」の小書(特殊演出)を日替わりでお届けいたします。

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

 本作品は、能の「安宅」を題材とした長唄の舞踊劇で、天保11(1840)年3月、江戸河原崎座で初演されました。作者は三世並木五瓶、四世杵屋六三郎(後の六翁)の作曲、四世西川扇蔵の振付により、七世市川團十郎が初演、これを九世團十郎が洗練して、今日の歌舞伎屈指の人気演目として上演を重ねています。
 兄頼朝との不和により源義経は、弁慶ら家来達とともに都を落ち延び、山伏姿に身をやつして奥州を目指します。安宅の関に差し掛かった一行ですが、関守の富樫左衛門は通行を許しません。そこで白紙の巻物を勧進帳として読み上げる弁慶。命がけで主君を守ろうとする弁慶の姿に心を打たれた富樫は、一行が義経主従と悟りつつも関所の通行を許すのでした。
 全編を通して緊張感あふれ、みどころ尽きない重厚な一幕です。長唄の傑作として音楽的にも聴きどころの多い本作品にどうぞご期待ください。

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