平成中村座 着々と工事が進行中!周辺の見どころもご紹介

平成中村座 着々と工事が進行中!~周辺の見どころ

着々と工事の進む平成中村座 背後に見えるのは東京スカイツリー


 平成23年11月から始まる平成中村座。現在、浅草隅田公園内で着々と建設工事が進行しています。最初に平成中村座が開場したのは、平成12年11月、今回と同じ浅草隅田公園でした。正面入口には角切銀杏(すみきりいちょう・中村屋の定紋)を染め抜いた櫓の飾りや絵看板も掲げられ、一階客席の前方には平場(平土間)もあるなど、江戸の芝居小屋の雰囲気をお楽しみいただける魅力的な劇場です。

平成中村座 着々と工事が進行中!~周辺の見どころ

                           ▲ 猿若町を忍ぶ石碑や旧町名由来案内など

 

 隅田公園の西側に位置する浅草6丁目は、江戸の頃、浅草猿若町と呼ばれ、江戸中の芝居小屋が一箇所に集まった芝居町でした。中村座、市村座、守田座など当時を忍ばせる碑も数多く残り、また、現在も芝居の小道具を扱っている藤浪小道具店があるなど、江戸の頃ここに大きな芝居町があったことが感じられます。

 平成中村座の周辺には見どころも沢山あります。劇場の向かいには、「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」として親しまれている「本龍院(ほんりゅういん)」、2kmほど北には、"隅田川物"と呼ばれるほど歌舞伎にも数多くの作品を残す梅若伝説に縁の「木母寺(もくぼじ)」があります。雷門でお馴染みの浅草寺や、建設中の東京スカイツリーなど、歌舞伎観劇と一緒に、周辺の散策も楽しんでみてはいかがでしょうか。

平成中村座公式ウェブサイト
平成中村座 十一月大歌舞伎
平成中村座 十二月大歌舞伎

平成中村座 着々と工事が進行中!~周辺の見どころ

▲ 左:待乳山聖天 中央:墨田区立梅若公園にある梅若丸の塚 右:平成中村座から見た東京スカイツリー

 

 

2011/10/18