大阪松竹座「七月大歌舞伎」襲名祝幕と襲名披露展示

 7月3日(火)、初日を迎えた大阪松竹座「七月大歌舞伎 関西・歌舞伎を愛する会 第二十一回」では、「中村歌昇改め三代目中村又五郎襲名披露 中村種太郎改め四代目中村歌昇襲名披露」ということで、舞台には襲名の祝幕がかけられ、場内には襲名披露展示が行われています。

 昨年春に黄綬褒章を受章された歌舞伎美術家、後藤芳世氏デザインによる祝幕は、6月30日、JR大阪三越伊勢丹の伊藤達哉店長より、又五郎へ寄贈されたもの。大阪松竹座場内にて祝幕の目録を受け取った又五郎は、「とてもありがたいことと思っております。大劇場での襲名披露は大阪が最後。気を引き締めて臨みます」と、意気込みを新たにしていました。

 また、初日より、劇場1階ロビーでは、今月の又五郎、歌昇の襲名披露狂言『棒しばり』『渡海屋 大物浦』『吉野山』『河内山』のスチール写真や、代々又五郎の舞台写真など、襲名にちなんだ展示も行っています。

大阪松竹座「七月大歌舞伎」襲名祝幕と襲名披露展示

 大阪松竹座「七月大歌舞伎」では千穐楽の7月27日(金)まで、舞台はもちろん、祝幕と劇場ロビー展示も合わせてお楽しみください。チケットは好評発売中です。

2012/07/04