【9月1日まで】團十郎ゆかりの築地市場、ドキュメンタリー映画製作プロジェクトで支援者募集

團十郎ゆかりの築地市場、ドキュメンタリー映画製作プロジェクトで支援者募集

 「世界一と呼ばれる築地市場と日本食の文化を映画に残す」プロジェクトでは、ドキュメンタリー映画『Tsukiji Wonderland(仮題)』製作のための支援金を募っています。

 世界一の魚市場“築地市場”に息づく文化を記録し、世界へ未来へと伝えたい――。ドキュメンタリー映画『Tsukiji Wonderland(仮題)』製作プロジェクトでは、移転の決まった築地市場の姿をフィルムに残そうと、2016年公開を目指して今年から撮影をスタート、1年間の長期密着取材を敢行中です。

 築地といえば魚河岸、魚河岸といえば團十郎。歌舞伎十八番『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』上演の折は、助六を勤める代々の團十郎が魚河岸のご贔屓筋に挨拶し、魚河岸の旦那衆から江戸紫の鉢巻を贈られるのが伝統になっています。

 十二世市川團十郎も、平成18(2006)年に「魚(とと)の日」ポスターの原画を描いたり、新年の魚河岸の参拝会に参列したりと、築地の魚河岸とは深いつながりをもっていました。歌舞伎座さよなら公演では(平成22年4月)、團十郎が助六の押隈(写真提供:東卸組合)を魚河岸に贈呈、魚河岸会からの鉢巻の目録が歌舞伎座に飾られていました。

 今回のプロジェクトはクラウドファンディング 「READYFOR?」を利用して支援者を募るもので、この映画のフィルムやDVDにお名前を掲載するなど、支援の額に合わせて支援者にさまざまなリターンが用意されています。その中の一つが、「魚河岸ゆかりの市川團十郎丈隈取りオリジナルデザイン手ぬぐい」。これは、上記の助六の押隈をあしらった手拭いで、團十郎筆の「魚がしの 江戸紫や 出立ち栄」の句も添えられています。

 支援プロジェクトの詳細および支援方法は、クラウドファンディング「READYFOR?」のサイトをご覧ください。支援の締切りは9月1日(月)23:00です。

2014/07/30