ニュース

『新・水滸伝』、8月歌舞伎座、9月南座で上演決定

『新・水滸伝』、8月歌舞伎座、9月南座で上演決定

 

 令和5(2023)年8月歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第三部(予定)、9月南座「市川猿之助特別公演」で、三代猿之助四十八撰の内『新・水滸伝』が上演されることが発表されました。

 中国四大奇書の一つで、梁山泊(りょうざんぱく)に集結した豪傑たちが縦横無尽に暴れまわり、腐った体制に反旗を翻す様を描いた「水滸伝」。このエンタテインメント性あふれる長編小説を、市川猿翁(当時 三代目猿之助)がスーパー歌舞伎を彩ってきたスタッフたちとともに新たな着想のもとつくり出した『新・水滸伝』は、「三代猿之助四十八撰」の人気作の一つです。

 

 平成20(2008)年に市川猿翁門下の「二十一世紀歌舞伎組」がル テアトル銀座で初演し、平成23(2011)年の名古屋・中日劇場、平成25(2013)年と平成27(2015)年には大阪・新歌舞伎座で再演を重ねてきました。再演のたびに脚本、演出が練り直され、宙乗りや立廻りなどのスペクタクル性に富み、客席全体を巻き込むような臨場感、躍動感に満ちた痛快娯楽大作として人気を博しています。

 

 このたびの上演では、スーパーバイザーに市川猿翁、横内謙介の脚本で、新たに市川猿之助と杉原邦生の演出によりさらなる進化を遂げたスケールの大きな作品として、初演から15年を経て、歌舞伎座と南座に初登場します。天に替わりて道を行う「替天行道(たいてんこうどう)」の旗印のもと、主人公・林沖(りんちゅう)をはじめとした悪党どもの熱き魂に、どうぞご期待ください。

 

 公演の詳細について、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」は決まり次第、公演情報でお知らせいたします。9月南座「市川猿之助特別公演」はこちらをご覧ください。

2023/05/04