松竹、歌舞伎座がIT関連7社のブロードバンド実験プロジェクトに参加

インテルと日本HPは、効果的なビジネス・モデルの創造を目的としたブロードバンド・インターネット向けECおよび動画配信公開共同検証プロジェクトの実施を発表した(4月24日 東京會舘にて共同記者会見)。

≪以下当日配布されたプレス資料より抜粋≫
 インテル株式会社と日本ヒューレット・パッカード株式会社は本日、両社のグローバルなサーバ・ビジネスに関する協業に基づく、日本でのeビジネス/インターネット分野でのインテル・アーキテクチャ・サーバの普及活動の一環として、今回のプロジェクトに賛同した国内のIT・インターネット関連企業(イー・アクセス株式会社 株式会社インターネット総合研究所 沖電気工業株式会社 グローバルセンター・ジャパン株式会社 株式会社コスモ・インタラクティブ)とともに、ブロードバンド・インターネット向け動画配信ソリューションの公開共同検証プロジェクトを実施することを発表します。

 2005年までには、ブロードバンドと呼ばれる広帯域のインフラの整備が進み、推定4000万世帯がこのブロードバンド・インフラを利用すると予想されていますが、このブロードバンド・インフラを最大に活かすアプリケーションとして期待されているのが動画配信です。本プロジェクトでは、特に今後急成長が予想される、ブロードバンド・インターネット上でのビデオ・ストリーミング技術を使用した、様々なビジネスにおけるハードウェアならびにソフトウェアの基盤となる標準的な仕様を検討しつつ、ブロードバンドを効率的に活用する新たなソリューション開発やビジネス・モデルの確立の促進を目指します。

 具体的な活動として、プロジェクト傘下企業7社はまず、2001年5月24日に検証用ウェブサイト(http://www.b-wave.tv)を開設、公開し、広くアクセスを受け入れることで、閉じた実験環境による検証とは異なる現実的な取り組みを行い、サービスの実装に伴う問題および適切な対処方法の発見や市場価値の測定を行います。

 また、サイト開設当初から、松竹株式会社と株式会社歌舞伎座が参加を表明、以下の活動を行います。

1. 全世界を対象とした「歌舞伎座」興行チケットの販売モデルの研究開発。(松竹株式会社)
2. ワールドワイドな視点での「歌舞伎座」施設のご案内モデルの研究。(株式会社歌舞伎座)

2006/04/27