亀治郎 浅草芸能大賞奨励賞を受賞

亀治郎浅草芸能大賞奨励賞

 2月4日(日)浅草公会堂において、第23回浅草芸能大賞受賞式が行われ、市川亀治郎が奨励賞を受賞しました。

 浅草芸能大賞は(財)台東区文化・スポーツ振興財団[現・(財)台東区芸術文化財団]が、大衆芸能の奨励と振興をはかり、併せて台東区のイメージアップに資することを目的として昭和59年に創設したもので、大衆芸能の分野で東京を中心に活躍しているプロの芸能人のうちから、過去の実績と特に最近の1年間の活躍を対象にして審査し選出される賞で、今回は、大賞に落語家の三遊亭円楽、奨励賞に市川亀治郎、新人賞に漫才師のロケット団が選出されました。

 奨励賞の亀治郎は、

「このうような賞をいただき、誠にありがとうございます。この浅草と私の家は大変縁が深く、私の曾々お祖父さんにあたる初代市川猿之助が観音裏に住んでおり、今も猿之助横丁という碑が建っております。

 そのご縁もあって、平成13年から「新春浅草歌舞伎」に出演させていただいております。今では、“正月の浅草の顔”という名誉ある称号までいただき、このような喜びはございません。

 この賞をいただいた途端に今年は「新春浅草歌舞伎」をお休みいたしました(笑)。ぜひ、来年は舞い戻り、今年の分も含めまして大活躍したいと思いますので、皆さんどうぞよろしくお願いいたします。」

と喜びの言葉を述べました。

 式典の後、受賞記念公演が行われ、舞踊「松の緑」を披露。大勢のお客様から祝福の拍手がおくられました。

 当日は、浅草のシンボル、浅草公会堂前「スターの広場」の手形顕彰式も合わせて行われ、女優の中村玉緒、歌手・浪曲師の二葉百合子、日本舞踊家の藤間蘭景、俳優の渡哲也、女優の藤村志保の“手形”が新たに加わることになりました。

亀治郎浅草芸能大賞奨励賞

2007/02/07