シネマ歌舞伎が「新日本様式」100選に選ばれる

 平成17年からスタートし、大好評を博している「シネマ歌舞伎」が2007年の「新日本様式」100選に選定されました。

 2007年「新日本様式」100選の選定は、「新日本様式」の基本思想である三つのこころ(「たくみのこころ」、「ふるまいのこころ」、「もてなしのこころ」)が表現されているもの、それらと先端技術との融合や現代生活への提案がされているもの、日本の国際競争力を高め産業振興に役立つもの、等の基本理念に基づく審査基準で行われました。

 選定された「新日本様式」100選は、いずれも現在の生活に適合するとともに、「日本らしさ(伝統など)」「日本ならでは(こだわり、発想、工夫、美しさ等)」「日本発で世界初(オリジナリティ)」といった特徴を有しており、今後、国内はもとより、海外へ向けて積極的に情報発信される予定です。シネマ歌舞伎も近々海外での上映を開始すべく、現在準備中です。

 シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台作品を高性能デジタルカメラで撮影した映像です。松竹株式会社にて、演劇・映画の枠を超えた新しいエンターテイメントとして、2003年より開発・製作に着手、2005年1月より配給・上映をしています。

 過去に『野田版 鼠小僧』(2005年1月公開)、『鷺娘』『日高川入相花王』(2006年4月公開)、『京鹿子娘二人道成寺』(2007年1月公開)が全国公開されており、来年1月には『野田版 研辰の討たれ』の全国公開が決まっています。

 シネマ歌舞伎をご覧になった方もまだご覧になっていない方も是非、この機会にシネマ歌舞伎をお楽しみ下さい。

2007/11/19