新春浅草歌舞伎で恒例の「鏡開き」

新春浅草歌舞伎で恒例の「鏡開き」

▲ 写真左より吉住台東区長、市川男女蔵、中村七之助、片岡愛之助、市川亀治郎、中村勘太郎、中村亀鶴、荒牧松竹取締役

 1月2日、「新春浅草歌舞伎」初日恒例の鏡開きが出演者らによって行われ、詰めかけたファンを前に、舞台への意気込みを披露し樽酒を振る舞いました。

市川亀治郎―――
明けましておめでとうございます。2010年と言うことで、あと2年で地球も終わります(笑)。あと2年を精一杯生きて、2012年には華々しく散っていきたいと思っています(笑)。お芝居の方は、昼夜魅力ある狂言が並んでおります。ぜひお誘い合わせのうえ、お出かけいただきたいと思います。千穐楽まで宜しくお願いします。

片岡愛之助―――
こんなに大勢の方にお集まりいただきとても嬉しく思っています。去年は松竹座でお正月を迎えさせていただき、今年はまた浅草に戻って参りました。今年もこれからみんなでお酒を配らせていただきますので、お酒を飲んだ方は必ず観に来てください。タダ酒はいけませんよ(笑)。

中村勘太郎―――
このメンバーで浅草歌舞伎に出演させていただくようになって10年目。浅草歌舞伎は30年続いておりますから、その間の10年を勤めさせていただく事になり、本当にありがたいことと思っています。正月に芝居ができる場所がある、そしてお客様が観に来てくださる、本当にありがたいことです。

中村七之助―――
明けましておめでとうございます。10年間、皆勤賞で新春浅草歌舞伎を勤めさせていただいております。今年もこのメンバーで浅草歌舞伎を盛り上げて行きたいと思っておりますので、ご声援の程宜しくお願い申し上げます。

中村亀鶴―――
地球、滅びるんですか・・・知らなかったです。もしかしたら明日地球が終わるかも知れないので(笑)、その思いを胸に毎日一生懸命舞台を勤めていく所存でございます。皆様もぜひ毎日足をお運び下さい。

市川男女蔵―――
私も七之助さんとともに、この10年間皆勤賞で頑張らせていただいておりますが、先ほど亀治郎さんから、「男女蔵さんだんだんオジサンになってきたね」と言われてしまいました(笑)。来年、再来年も皆様のお力をお借りして、浅草歌舞伎を勤めていきたいと願っております。

 すっかり新春・浅草の風物詩となった、「新春浅草歌舞伎」。開幕に先立ち、出演俳優によるお年玉ご挨拶もあり、こちらもお楽しみ。花形俳優による熱気溢れる舞台をお見逃しなく。

新春浅草歌舞伎で恒例の「鏡開き」

2010/01/04