『四谷怪談忠臣蔵』出演者がゆかりの寺や神社で舞台安全成功祈願

『四谷怪談忠臣蔵』出演者がゆかりの寺や神社で舞台安全成功祈願

▲ 浅野内匠頭墓前にて。
後列左より市川弘太郎、市川寿猿、市川笑三郎、市川春猿、前列左より市川猿弥、市川門之助、市川右近、市川笑也

 新橋演舞場4月公演「陽春花形歌舞伎」は市川猿之助演出『四谷怪談忠臣蔵』を上演します。『四谷怪談』と『忠臣蔵』の世界が一つになって、両作品の有名な登場人物たちが縦横無尽に駆け抜ける"猿之助エンターテインメント"の決定版ともいえる作品です。上演に先駆けて、市川右近をはじめ主な出演者が、お岩様にゆかりの深い寺と神社、そして浅野内匠頭や四十七士が眠る泉岳寺を訪れて舞台の安全と成功を祈願しました。

市川右近
 この度、市川猿之助十八番『四谷怪談忠臣蔵』を上演させていただくことになりました。歌舞伎座がさよなら公演を行っているこの時期、直ぐ近くの新橋演舞場で私ども若手で公演を勤めさせていただきますことに、大変な重責と喜びを感じております。

 『四谷怪談』と『忠臣蔵』が一つになったお芝居ですので、みなさんよく御存じの名場面も多数あり見どころ多いお芝居です。宙乗りもあり、最後には数十トンの本水を使った大滝の立廻りもありますので、ぜひ舞台からのマイナスイオンを浴びて元気になって劇場を後にしていただきたいと思っています(笑)。

 本日、泉岳寺の浅野内匠頭の墓前で、お力添えを賜りますよう、そして沢山のお客様に楽しんでいただけるようにお芝居の成功を祈願させていただきました。出演者も出番が盛りだくさんで、何役も勤める者もおります。私自身も四役を勤めますので、健康にも留意していきたいと思っています。新橋演舞場のカラーがたっぷりと出ている、春らしくフレッシュな舞台になると思います。精一杯頑張りますのでぜひご来場ください。

『四谷怪談忠臣蔵』出演者がゆかりの寺や神社で舞台安全成功祈願

▲ 妙行寺 お岩様の墓前にて(写真左)。お岩様ゆかりの田宮神社(写真右上)と陽運寺(写真右下)にて。

2010/03/06