妙傳寺で「まねき書き」が行われました~京都・南座 吉例顔見世興行

妙傳寺で「まねき書き」が行われました~京都・南座 吉例顔見世興行

 京の年中行事「當る辰歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」11月30日(水)初日~12月26日(月)千穐楽 を前に、11月11 日(金)京都市内の妙傳(みょうでん)寺において、顔見世興行の期間、南座の劇場前をかざる、まねき看板の「まねき書き」が行われました。

 歌舞伎独特の筆太で丸みのある「勘亭流」の書体でまねきを揮毫(きごう)するのは書家の川勝清歩(かわかつ せいほ)さん。墨には文字の照りを良くするための清酒と、風雨にさらされるなど屋外環境の中でも耐えうるためのニカワを混ぜ、長さ1間(約180センチ)、幅1尺(約30センチ)の檜板に、顔見世出演の役者たちの名前を書き上げていきました。

 書き上げられたまねきは、11月25日(金)に南座正面に掲げられ、冬の京都を彩ります。本年も東西の名優が揃う豪華絢爛な舞台をぜひ、お楽しみに。

2011/11/14