歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」仮名手本忠臣蔵初日開幕

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 11月1日(金)、歌舞伎座新開場柿葺落「吉例顔見世大歌舞伎」が初日の幕を開けました。

 赤穂浪士の討入りを題材にした『仮名手本忠臣蔵』は、有名な松の廊下での刃傷から、仇討を成し遂げるまでの困難や、浪士たちを取り巻く人々を、巧みな作劇術で描いた壮大な人間ドラマです。

 今月と来月は異なる配役にて、古式ゆかしい口上人形で始まる「大序」から、浪士たちが本懐を遂げる「十一段目」まで、昼夜通して上演されます。

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▲ 歌舞伎座のレリーフ展示

この顔見世の初日にあわせ、歌舞伎座1階の大間には、歌舞伎座のレリーフがお目見得。第一期から第四期までの歌舞伎座が象(かたど)られたこのレリーフが、ご来場されたお客様をお迎えしています。


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▲ 筋書表紙 原画展

さらに、2階のロビーには、新たに7~9月の3カ月間に筋書の表紙を飾った村上裕二画伯、藤井智美画伯、押元一敏画伯筆の原画が展示されています。


 

「忠臣蔵祭り」始まる
 また、歌舞伎座地下2階にある木挽町広場では、2カ月にわたり上演する『仮名手本忠臣蔵』にちなみ、「忠臣蔵祭り」が始まりました。

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 赤穂浪士のお馴染みの装束、雁木模様の幟(のぼり)の下には、忠臣蔵にちなんだお土産ものやグッズを並べたお店が出店。以前よりも店舗数が増え、賑わう屋台の中には、公演紹介VTRをご覧いただけるブースが登場しました。忠臣蔵の世界観に浸ることのできるこの機会に、ぜひ歌舞伎座へ足をお運びください。

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ご観劇後、忠臣蔵に縁(ゆかり)のお土産ものを手にとられるお客様


  歌舞伎座新開場柿葺落「吉例顔見世大歌舞伎」は、25日(月)まで。チケットはチケットWeb松竹チケットホン松竹にて販売中です。

2013/11/01