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松竹大歌舞伎 西コース

令和元年度

(公社)全国公立文化施設協会主催

西コース

松竹大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2019年8月31日(土)~9月25日(水)

劇場:巡業

上演時間

  • 恋飛脚大和往来
    玩辞楼十二曲の内 封印切
    新町井筒屋の場

  • 幕間 25分
  • 蜘蛛絲梓弦

※8月30日時点での予定。幕間を含む上演時間は2時間50分
※上演時間は変更になる可能性があります

日程詳細

2019年8月

2019年9月

演目と配役

恋飛脚大和往来

一、玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)
  新町井筒屋の場
亀屋忠兵衛
傾城梅川
丹波屋八右衛門
肝入由兵衛
井筒屋おえん
槌屋治右衛門
中村 鴈治郎
市川 高麗蔵
尾上
中村 寿治郎
上村
河原崎 権十郎
二、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)
女童扇弥
座頭駒市
傾城薄雲太夫
蜘蛛の精

碓井貞光
坂田金時
源頼光
中村

中村 虎之介
上村 吉太朗
尾上

みどころ

一、玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)

 飛脚問屋亀屋の養子である忠兵衛は、井筒屋抱えの遊女梅川と深い仲。身請けの手付金の工面ができずに窮しているところへ、梅川に横恋慕する飛脚仲間の丹波屋八右衛門が現れ、梅川を身請けすると言い出します。八右衛門が並べたてる悪口に耐えかねた忠兵衛は、その挑発に乗せられて、武家屋敷へ届けるはずの金三百両の封印を切ってしまいます。公金の封印を切れば、死罪は確実。覚悟をきめた忠兵衛は、その金で梅川を身請けすると、二人で大和国へと落ち延びていくのでした。
 玩辞楼十二曲の内の一つで、近松門左衛門の『冥途の飛脚』を基にした『けいせい恋飛脚』を歌舞伎化した作品です。
 上方和事の代表作をご堪能ください。

二、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)

 源頼光の館では、物の怪にとり憑かれて病に伏せる頼光を守護して碓井貞光と坂田金時が 宿直をしています。今宵に限って二人は眠気に襲われ、そこに頼光の命を狙う女郎蜘蛛の精が、お茶を運ぶ女童、仙台浄瑠璃を語る座頭と次々に姿を変えて現れ、寝所に忍び入ります。貞光と金時が詰め寄ると、千筋の糸を投げかけ姿を消すので、二人はその後を追うのでした…。
 源頼光主従の土蜘蛛退治を題材に、早替りの趣向をとり入れた変化に富む舞踊劇です。目まぐるしく姿を変え、ついには女郎蜘蛛の精の本性を現す鮮やかな変化、そして源頼光たちとの立廻りで繰り出された蜘蛛の糸が飛び交う、圧巻のクライマックスには目が離せません。

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