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七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2019年7月4日(木)~28日(日)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【休演】11日(木)昼の部/10日(水)・17日(水)・24日(水)夜の部
【貸切】6日(土)昼の部 ※幕見席は営業

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 新歌舞伎十八番の内 高時

  • 幕間 15分
  • 西郷と豚姫

  • 幕間 30分
  • 新歌舞伎十八番の内 素襖落

  • 幕間 25分
  • 歌舞伎十八番の内 外郎売

  • 通し狂言 星合世十三團
    発端・序幕

  • 幕間 10分
  • 通し狂言 星合世十三團
    二幕目

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 星合世十三團
    三幕目

  • 幕間 15分
  • 通し狂言 星合世十三團
    大詰

※7月19日現在の予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

河竹黙阿弥 作

一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)
北条高時
愛妾衣笠
安達三郎

秋田入道
大佛陸奥守
右團次
児太郎
九團次

寿

池田大伍 作


久保田万太郎 演出


今井豊茂 演出

二、西郷と豚姫(さいごうとぶたひめ)
お玉
大久保市助
芸妓岸野
舞妓雛勇
同心新蔵
同心兵馬
仲居頭おふく
廻しの男留吉
中村半次郎
西郷吉之助

権十郎
児太郎



歌女之丞
橘三郎

錦之助

福地桜痴 作

三、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
太郎冠者
次郎冠者
姫御寮
鈍太郎
三郎吾
大名某
海老蔵
友右衛門
児太郎

権十郎
童 
※市川左團次の配役を変更して上演いたします。

野口達二 改訂

四、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)

堀越勸玄早口言立て相勤め申し候

外郎売実は曽我五郎
貴甘坊
小林朝比奈
小林妹舞鶴
遊君亀菊
遊君喜瀬川
梶原平次景高
茶道珍斎
梶原平三景時
化粧坂少将
大磯の虎
工藤祐経
海老蔵
堀越勸玄

児太郎


九團次


雀右衛門


夜の部

竹田出雲 作


三好松洛 作


並木千柳 作


織田紘二 補綴・演出


石川耕士 補綴・演出


川崎哲男 補綴・演出


藤間勘十郎 補綴・演出

通し狂言星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)

成田千本桜

市川海老蔵十三役早替り宙乗り相勤め申し候

発 端
序 幕


二幕目



三幕目



大 詰
    福原平家御殿跡の場
第一場 大内の場
第二場 堀川御所の場
第三場 同   塀外の場
第一場 伏見稲荷鳥居前の場
第二場 渡海屋の場
第三場 同  奥座敷の場
第四場 大物浦の場
第一場 北嵯峨庵室の場
第二場 下市村椎の木の場
第三場 同  竹薮小金吾討死の場
第四場 同  釣瓶鮨屋の場
第一場 川連法眼館の場
第二場 同    奥庭の場
左大臣藤原朝方
卿の君
川越太郎
武蔵坊弁慶
渡海屋銀平実は新中納言知盛
入江丹蔵
主馬小金吾
いがみの権太
鮨屋弥左衛門
弥助実は三位中将維盛
佐藤忠信
佐藤忠信実は源九郎狐
横川覚範実は能登守教経

静御前
相模五郎
若葉の内侍/小せん
伊勢三郎
亀井六郎
お里
鷲尾十郎
土佐坊昌俊
逸見藤太
横川覚範
片岡八郎
駿河次郎
猪熊大之進
お米
百姓吾作
尼妙林
お柳実は典侍の局
梶原平三景時
源義経
海老蔵

雀右衛門
右團次
児太郎

鷹之資

市川福太郎
新十郎
猿四郎


九團次



萬次郎

左團次

みどころ

昼の部

一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)
幻想的な演出がみどころの新歌舞伎

 天下の執権北条高時は、暴虐極まりない日々を送っていました。愛妾を相手に酒宴を催している最中、突風が起こり灯火が消えると、雷鳴が響き渡るなか突如現れ出た天狗たちに翻弄されて…。
 明治時代、史実に基づいて劇化された活歴劇の代表作。九世團十郎が定めた新歌舞伎十八番のひとつです。

二、西郷と豚姫(さいごうとぶたひめ)
幕末の世を生きた二人の悲恋

 幕末の京都。体格が立派なことから“豚姫”と呼ばれる仲居のお玉は、人柄のよさが誰からも愛されています。そんなお玉が思いを寄せるのは、西郷吉之助。ある日、お玉から心のうちを告げられた西郷は…。
 ほのぼのとした人間愛と、哀しい恋を描いた新歌舞伎の名作をお楽しみいただきます。

三、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
新歌舞伎十八番の名作舞踊

 太郎冠者は、主人である大名の使いで、その伯父のもとを訪れます。そこで、美しい姫御寮に酒を振る舞われ楽しく過ごすと、餞別に素襖まで与えられて帰ります。すっかり酔っ払った太郎冠者は、主人に知られては一大事と素襖を隠しますが、酩酊して上機嫌で小舞を舞ううちに…。
 狂言をもとにし、竹本と長唄の掛け合いによる面白みにあふれる舞踊劇です。

四、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)
早口の長台詞が眼目

 工藤祐経が、大磯の虎や化粧坂少将、小林朝比奈らを従えているところへ、外郎売に姿を変えた曽我五郎が、貴甘坊という名の子どもを連れてやって来ます。祐経に評判の早口の言い立てを所望され、外郎の故事来歴や効能を立て板に水のごとく披露します。外郎をひと粒口にした貴甘坊は…。
 曽我狂言お馴染みの人物が勢揃いする華やかなひと幕です。堀越勸玄が早口の言立てを勤める歌舞伎十八番の人気狂言をお楽しみいただきます。

夜の部

通し狂言星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)
古典の名作に新たな息吹を吹き込む

〈発端・序幕〉 壇ノ浦で死んだと思われていた平知盛(とももり)、維盛(これもり)、教経(のりつね)は、それぞれ姿を変え時節を待っていました。一方、兄頼朝と不仲になった義経は、左大臣藤原朝方(ともかた)より初音の鼓を与えられます。しかし、その鼓には兄を「討て」という偽りの院宣が込められていました。
 謀反の真偽を問いただすため、堀川の館へやって来た頼朝の使者、川越太郎。義経の正室、卿の君は、川越の実の娘で、夫の窮地を察して自害。そこへ鎌倉方の追手が攻め入ると、武蔵坊弁慶は義経の思いに反して…。
〈二幕目〉 都を落ち延びる義経一行は、伏見稲荷へ。自らを追ってきた愛妾の静御前に都へとどまるよう諭し、義経は初音の鼓を形見として預けます。鳥居前に残された静の危機を、義経の家臣、佐藤忠信が救います。
 九州へ逃れるため、大物浦の渡海屋で出船を待つ義経一行。そこへ鎌倉方の相模五郎らが現れますが、渡海屋の主人に追い返され…。その主人銀平こそ平知盛で、密かに義経へ復讐する機会をうかがっていました。
〈三幕目〉 北嵯峨の庵室では、主馬小金吾が主人平維盛の妻子の危機を救います。高野へ向かう途中、大和下市村の茶店で、いがみの権太に言いがかりをつけられ…。
 すし屋を営む弥左衛門は、平重盛への旧恩から、子息の維盛を奉公人の弥助として匿っています。しかし、それを知った弥左衛門の勘当息子の権太は褒美の金欲しさに…。
〈大詰〉 桜満開の吉野山に、義経を尋ねて旅を続ける静御前と忠信。忠信は静に壇ノ浦の合戦の様子を語ります。
 川連法眼の館で匿われている義経の元へ、家臣の佐藤忠信が訪ねてきます。しかし、その後に静とともに現れた、もうひとりの忠信。静が打つ初音の鼓に、狐の本性を現すと…。

 三大名作のひとつ『義経千本桜』をもとに、娯楽性に富んだ演出や新たな趣向、宙乗り、大立廻りを取り入れ、市川海老蔵が主要な十三役を早替りにて勤めます。源平の時代に生きた人間たちの運命と修羅を描く壮大な物語をお楽しみください。

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