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坂東玉三郎特別公演

南座新開場記念

坂東玉三郎特別公演

当公演は終了いたしました。

2019年3月2日(土)~26日(火)

 午後2時~
※8日(金)、15日(金)、22日(金)は午後6時~
【休演】7日(木)、14日(木)、20日(水)

劇場:南座

料金(税込)

  • 一等席18,000円
  • 二等席9,000円
  • 三等席6,000円
  • 特別席20,000円

上演時間

  • 壇浦兜軍記
    阿古屋

  • 幕間 30分
  • 太刀盗人

  • 幕間 15分
  • 傾城雪吉原

  • 壇浦兜軍記
    阿古屋

  • 幕間 30分
  • 太刀盗人

  • 幕間 15分
  • 傾城雪吉原

※3月1日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

一、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)

阿古屋

遊君阿古屋
岩永左衛門
榛沢六郎
秩父庄司重忠
玉三郎
坂東亀蔵

彦三郎
二、太刀盗人(たちぬすびと)
すっぱの九郎兵衛
目代丁字左衛門
従者藤内
田舎者万兵衛
彦三郎
吉之丞

坂東亀蔵
三、傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)
傾城
玉三郎

みどころ

一、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)

  阿古屋

 平家滅亡後、源頼朝の命令により残党狩りが行われるなか、平家の武将悪七兵衛景清の行方を問い質すため、景清の愛人である遊君阿古屋(玉三郎)が問注所に引き出されます。景清の所在を知らないという阿古屋に対し、代官の岩永左衛門(坂東亀蔵)は拷問にかけようとしますが、詮議の指揮を執る秩父庄司重忠(彦三郎)は、阿古屋に琴、三味線、胡弓を弾かせることで彼女の心の内を推し量ろうとします。言葉に嘘があるならば、わずかな調べの乱れでも分かる重忠ですが、そんななか阿古屋は…。
 阿古屋は三曲を実際に舞台上で演奏しながら、微細な心情を表現する女方の大役。音曲と共に華やかな舞台を存分にご堪能ください。

二、太刀盗人(たちぬすびと)

 京へやって来た田舎者の万兵衛(坂東亀蔵)は、国元への土産を買おうと新市を見て回っているところ、その様子を見たすっぱの九郎兵衛(彦三郎)は、万兵衛が持つ黄金づくりの太刀を奪い取ろうと企てます。これに気づいた万兵衛が騒ぎ立てるところへ、目代(吉之丞)が現れ二人の争いを裁くことになります。二人に刀の名前や由来を尋ねると、万兵衛が答えるのを、横で盗み聞きして九郎兵衛も同じことを繰り返して答えます。踊ってみせる二人ですが、やがて万兵衛は、九郎兵衛が自分の真似をしていることに気がついて…。
 万兵衛を真似て九郎兵衛が半間ずつ遅れて舞う舞など、対照的な二人による賑やかで可笑しみあふれる一幕です。

三、傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)

 雪景色の新吉原を舞台に、昨年(2018年12月)歌舞伎座にて新作歌舞伎舞踊として上演された、恋人を思い春を待つ傾城(玉三郎)を主人公とした情趣ある舞踊劇です。
 音もなく雪が降りしきる中、美しい傾城が現れ、豪華絢爛な衣裳を身にまとい、恋する人への思いを募らせながら、優雅に舞います。大雪の中、恋しい相手から手紙が届くこともなく、やがて二人が出会った春の頃を思い出す春の場面に移り、いつしか夏、秋、冬と季節は移り変わります。恋しい相手と過ごした時に思いを馳せる傾城を四季の情景に合わせて美しく魅せます。傾城は、いつまでも降り続ける雪景色の中、恋人も必ず訪れるであろうという思いを抱くのでした…。
 古風な趣と格式を魅せる幽艶な舞踊です。

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