歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



昭和の町、青梅へ思い出を訪ねる旅
紅葉、出で湯、山の幸…鳴子には山の恵みがそこここにあふれている。

 飯坂温泉、秋保温泉とともに、奥州三名湯に数えられる鳴子温泉。長らく湯治場として栄え、今も昔も老若男女が心身の癒しを求めてこの地を訪れる。山に囲まれた土地だけに木工業が盛んで、特に漆器は「鳴子漆器」と呼ばれる質の高いものを生産してきた。そうした木工職人が手遊びに作ってきた木工玩具が、今や芸術品としても人気の高い「鳴子こけし」だ。木肌のぬくもりと素朴な表情に魅かれたのは、ふるさとを失いつつあった都会の人々だったとか。鳴子温泉には、訪れる人々の心と身体を温めてくれる様々な魅力がある。

文/湊屋一子、写真/岡崎健志、
取材コーディネート/門松久美子、
構成/古田秘馬、中西由紀(編集部)

 
人の心を温め、身体を癒し続けてきた湯治場・鳴子
「鳴子漆器」の未来を求め、伝統の技を新たな形で極める プレゼント実施中
鳴子の食・宿・見どころ
 

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