歌舞伎いろは

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さわやかな風を感じる房総の旅〜日本三大うちわの里を訪ねる

 生活様式がほぼ完全に欧米化した今、日本の暮らしの中からだんだんと姿を消していく道具がある。そのうちのひとつがうちわ。実用品としての役割はエアコンに譲り、近年は目で涼を感じるインテリアとしての人気が高まっているそうだ。伝統的な日本のうちわはしっかりとした竹の柄に、風流な絵がついており、あおぎやすくまた美しい。産地によって柄の形状が違い、竹の丸みをそのまま生かした柄は、房総半島の南部で作られるもの。その昔「安房国」と呼ばれたこの地域では、今も手づくりでうちわを作り続けている。実用品として、そして涼を愛でる工芸品として注目の高まる「房州うちわ」の里を訪ねてみた。

クレジット:文/湊屋一子、写真/岡崎健志、
取材コーディネート/門松久美子、
構成/古田秘馬、中西由紀(編集部)

繊細な竹の格子に透ける風「房州うちわ」
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