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六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2022年6月2日(木)~27日(月)

第一部 午前11時~
第二部 午後2時15分~
第三部 午後6時~
※片岡仁左衛門休演につき第三部の演目を変更しております

※開場は開演の40分前を予定
【休演】9日(木)、20日(月)

劇場:歌舞伎座

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料金(税込)

  • 1等席16,000円
  • 2等席12,000円
  • 3階A席5,500円
  • 3階B席3,500円
  • 1階桟敷席17,000円

※1階桟敷席でのお茶のサービスはございません。また、お座席でのお食事はお控えくださいませ
※4階幕見席の販売はございません

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上演時間

  • 菅原伝授手習鑑
    車引

  • 幕間 30分
  • 澤瀉十種の内 猪八戒

  • 信康

  • 幕間 30分
  • 勢獅子

  • ふるあめりかに袖はぬらさじ
    第一幕・第二幕

  • 幕間 20分
  • ふるあめりかに袖はぬらさじ
    第三幕・第四幕

※6月1日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

第一部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

車引

梅王丸
桜丸
杉王丸
藤原時平
松王丸
巳之助
壱太郎

猿之助

岡 鬼太郎 作


市川猿翁 補綴

二、澤瀉十種の内 猪八戒(ちょはっかい)
童女一秤金実は猪八戒
孫悟空
沙悟浄
村長張寿函
女怪緑少娥
女怪紅少娥
霊感大王実は通天河の妖魔
猿之助
尾上右近

寿
笑三郎


※「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です

第二部

田中喜三 作


齋藤雅文 演出

一、信康(のぶやす)
岡崎城本丸書院の場
二俣城外の丘の場
二俣城本丸広間の場
徳川信康
松平康忠
平岩親吉
本多重次
大久保忠佐
大久保忠泰
御台徳姫
鵜殿又九郎
奥平信昌
大久保忠教
酒井忠次
天方山城守
大久保忠世
築山御前
徳川家康
染五郎
鴈治郎
錦之助
高麗蔵
坂東亀蔵
廣太郎

歌之助
橘三郎
宗之助


友右衛門


二、勢獅子(きおいじし)
鳶頭
鳶頭
鳶の者
鳶の者
鳶の者
鳶の者
手古舞
芸者
芸者


坂東亀蔵
種之助
鷹之資



雀右衛門

第三部

有吉佐和子 作


齋藤雅文 演出


坂東玉三郎 演出

  ふるあめりかに袖はぬらさじ(ふるあめりかにそではぬらさじ)
芸者お園
通辞藤吉
遊女亀遊
旦那駿河屋
遣り手お咲
浪人客佐藤
唐人口マリア
思誠塾小山
思誠塾岡田
岩亀楼主人
玉三郎
中村福之助
河合雪之丞
松之助
歌女之丞
吉之丞
伊藤みどり
田口守
喜多村緑郎
鴈治郎
※片岡仁左衛門休演につき第三部の演目を変更しております

みどころ

第一部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
歌舞伎の様式美を凝縮したひと幕

 三つ子の兄弟、松王丸、梅王丸、桜丸は、それぞれ藤原時平、菅丞相、斎世親王に奉公しています。主人たちの対立により、今は敵味方となった三人。ある日、梅王丸と桜丸は主人の無念を晴らそうと、敵である時平が乗る牛車の行く手を阻みます。それを止めに入ったのが松王丸。三人が争う内に牛車より現れたのは…。
 歌舞伎三大名作『菅原伝授手習鑑』の三段目にあたる本作は、多彩な役柄がそろい、目にも華やかな歌舞伎の様式美を堪能できる作品です。豪快な荒事の魅力をお楽しみください。

二、澤瀉十種の内 猪八戒(ちょはっかい)
澤瀉屋ゆかりの舞踊劇、久々の登場

 通天河のほとりに祀られた魔神・霊感大王は、毎年村から生贄を献上させ、人々を困らせていました。三蔵法師一行は、猪八戒に女の童の姿をさせ生贄の身代わりとし、大王を退治することに。しかし八戒は大王を待つうちに酒を飲み酔っぱらってしまいます。そこへ恐ろしい形相の霊感大王が現れ…。
 人気作「西遊記」を題材に、初代市川猿翁が大正15(1926)年に初演した舞踊劇。コミカルでどこかとぼけた様子の振りを見せる猪八戒や、個性豊かな登場人物による、激しくスピーディーな立廻りも眼目です。歌舞伎座の本興行では初演以来、実に95年ぶりの上演となる澤瀉屋ゆかりの演目にご期待ください。

※「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です

第二部

一、信康(のぶやす)
父と子の葛藤を描く徳川家悲運の物語

 徳川家康の長男・信康の居城。そこへ家康が突如来訪し、信康に謀反の疑いがかかっているとして叱責します。実はかねてよりその優秀さを警戒していた織田信長から、信康を始末するよう指示を受けた家康は、信康へ領地の東の果てにある二俣城へ移るよう命じます。我が子を助けようとする父の気持ちを知りながらも、信康は家のために自らの命を差し出そうと決意し…。
 有名な徳川信康の悲劇をもとに、父・家康との心の葛藤に焦点を絞った本作は、昭和49(1974)年に第三回大谷竹次郎賞を受賞。天下統一目前の織田信長に抗うことができず苦悩する家康や、哀れさを漂わせつつも家のために潔く生きる信康の悲劇的な姿など、時代に翻弄された親と子の運命がドラマティックに描き出された物語をご堪能ください。

二、勢獅子(きおいじし)
江戸の風情を感じる華やかな舞踊

 山王祭で賑わう江戸の街。鳶頭はじめ芸者や鳶の者、手古舞たちが勢ぞろいしています。ほろ酔い気分の鳶頭たちは曽我兄弟の仇討ちの物語、威勢のいい獅子舞を賑やかに披露し、祭り気分は一気に盛り上がりを見せます。
 江戸の風情を描いた賑やかな常磐津の舞踊で、粋でいなせな鳶や艶やかな芸者たちがさまざまな踊りを披露していく変化に富んだひと幕です。華やかなひと時をお楽しみください。 

第三部

ふるあめりかに袖はぬらさじ(ふるあめりかにそではぬらさじ)
哀感あふれる演劇界屈指の名作

 時は幕末、開港間もない横浜の遊廓岩亀楼。気風がよく三味線の名手でもある芸者のお園は、病に伏せる旧知の遊女亀遊を見舞いに行き、医者を目指し留学を夢見る通訳の藤吉との仲に気づきます。ある日、岩亀楼にやってきたアメリカ人イルウスは、亀遊に一目惚れして、藤吉に身請け話の通訳をさせます。金に目の眩んだ岩亀楼の主人が身請けを承知すると、藤吉との恋に絶望した亀遊は自害してしまいます。ところが数日後、その死を“万金を積まれてもアメリカ人への身請けを断り自害した攘夷女郎”と事実を歪曲して伝える瓦版が。「露をだにいとふ倭の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ」という嘘の辞世の句まで添えられた瓦版のおかげで、攘夷派の志士たちの聖地となった岩亀楼。やがて亀遊の死の真実を知るお園までもが、三味線を手に亀遊の物語の語り部となってゆき…。
 戦後を代表する流行作家・有吉佐和子によって、横浜に実在した遊廓を舞台に描かれた本作は、演劇界屈指の名作として、昭和47(1972)年の初演以来、数々の名優たちによって上演されてきました。淡い恋模様をみせる亀遊と藤吉、抜け目のない様子が笑いを誘う岩亀楼主人、そして、亀遊の悲劇をとうとうと調子よく語るお園の悲哀…。賑やかな廓で繰り広げられる、現代にも通じる普遍性をもった哀感あふれる人間ドラマをご堪能ください。

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