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秀山祭九月大歌舞伎

秀山祭九月大歌舞伎

二世
中村吉右衛門一周忌追善

当公演は終了いたしました。

2022年9月4日(日)~27日(火)

第一部 午前11時~
第二部 午後2時40分~
第三部 午後5時45分~
【休演】12日(月)、21日(水)
【貸切】第一部:8日(木)、9日(金)、13日(火)、14日(水)、15日(木)

劇場:歌舞伎座

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料金(税込)

  • 1等席16,000円
  • 2等席12,000円
  • 3階A席5,500円
  • 3階B席3,500円
  • 1階桟敷席17,000円

※1階桟敷席でのお茶のサービスはございません。また、お座席でのお食事はお控えくださいませ
※4階幕見席の販売はございません

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上演時間

  • 白鷺城異聞

  • 幕間 30分
  • 菅原伝授手習鑑
    寺子屋

  • 秀山十種の内
    松浦の太鼓

  • 幕間 20分
  • 揚羽蝶繍姿

  • 仮名手本忠臣蔵
    祇園一力茶屋の場

  • 幕間 30分
  • 昇龍哀別瀬戸内
    藤戸

※9月3日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

第一部

中山幹雄 作


松 貫四 構成・演出

一、白鷺城異聞(はくろじょうものがたり)
宮本武蔵
本多平八郎忠刻
秀頼の霊
刑部姫
腰元白鷺
腰元名月
局明石
宮本三木之助
家老都築惣左衛門
千姫
   
   又五郎
   勘九郎
   七之助
   
   
   歌女之丞
   萬太郎
   錦之助
   
二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

寺子屋

松王丸

武部源蔵

戸浪
菅秀才
小太郎
春藤玄蕃
百姓吾作
涎くり与太郎
園生の前
千代
   幸四郎(偶数日)
   (奇数日)
   幸四郎(奇数日)
   (偶数日)
   児太郎
初舞台種太郎(歌昇長男)
初舞台秀乃介(歌昇次男)
   種之助
   彌十郎
   又五郎
   
   

第二部

秀山十種の内

一、松浦の太鼓(まつうらのたいこ)

劇中にて追善口上申し上げ候

松浦鎮信
宝井其角
お縫
里見幾之亟
渕部市右衛門
早瀬近吾
江川文太夫
鵜飼左司馬
大高源吾
   
   
   
   染五郎
   廣太郎
   
   高麗蔵
   友右衛門
   

戸部和久 構成

二、揚羽蝶繍姿(あげはちょうつづれのおもかげ)

籠釣瓶花街酔醒/鈴ヶ森/熊谷陣屋/播磨潟だんまり

佐野次郎左衛門/熊谷次郎直実
白井権八/源義経
奴智恵内
呉服屋十兵衛/一條大蔵長成
兵庫屋九重/典侍の局
相模
新中納言知盛
藤の方
佐々木盛綱
番頭新造八重咲
下男治六
幡随院長兵衛
兵庫屋八ツ橋
   幸四郎
   
   廣太郎
   種之助
   児太郎
   
   鷹之資
   
   染五郎
   
   吉之丞
   錦之助
   

第三部

一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

祇園一力茶屋の場

大星由良之助
寺岡平右衛門
赤垣源蔵
富森助右衛門
大星力弥
矢間重太郎
鷺坂伴内
斧九太夫
遊女おかる
   仁左衛門
   海老蔵
   橋之助
   鷹之資
   千之助
   吉之丞
   松之助
   橘三郎
   雀右衛門

松 貫四 構成


川崎哲男 脚本

昇龍哀別瀬戸内(のぼるりゅうわかれのせとうち)

二、藤戸(ふじと)
母藤波/藤戸の悪龍
浜の男磯七
浜の女おしほ
浜の童和吉
郎党黒田源太
郎党小林三郎
郎党和比八郎
郎党長井景忠
佐々木三郎兵衛盛綱
   菊之助
   種之助
   
   丑之助
   吉兵衛
   吉之丞
   坂東亀蔵
   彦三郎
   又五郎

みどころ

第一部

一、白鷺城異聞(はくろじょうものがたり)
剣豪・宮本武蔵が切り開く明るい光

 その白く美しい姿から白鷺城の別名を誇る、播磨国の姫路城。本多忠刻が新妻の千姫とともに月見の宴を開きますが、準備に取りかかる腰元たちは夜な夜な天守閣に現れる妖怪を恐れている様子。そこで妖怪退治のために天下一の剣豪、宮本武蔵が招かれます。宴を終えた夜更け、武蔵が一人最上階へ向かうと…。
 天下無双の剣豪、宮本武蔵にまつわる史実や伝説を取り入れ、平成11(1999)年に二世吉右衛門により姫路城特設舞台で初演されました。構成・演出の松貫四は二世吉右衛門の筆名です。生と死、平和へのメッセージが込められた舞台をご覧いただきます。

二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
忠義に苦悩する2組の夫婦の決断は…

 寺子屋を営む武部源蔵と戸浪夫婦は、主人である菅丞相の子・菅秀才を我が子と偽り秘かに匿っていますが、そのことが敵方に発覚し、菅秀才の首を差し出すよう命じられます。源蔵は苦悩した末に身代わりとして、寺入りしたばかりの小太郎の首を差し出すことを決意。しかし、首の検分役に現れたのは、菅秀才の顔を知る松王丸で…。
 歌舞伎三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑』より、2組の夫婦の忠義と悲劇が描かれる時代を超えた不朽の傑作。松王丸と源蔵をともに得意とした初代吉右衛門と、二世吉右衛門。次代に受け継がれる重厚な舞台にご期待ください。

第二部

一、松浦の太鼓(まつうらのたいこ)
赤穂浪士を見守るもう一つの忠臣蔵

 元禄15(1703)年、師走の両国橋。俳人の宝井其角は、笹売りに身をやつしている赤穂浪士の大高源吾に偶然出会います。其角の俳諧の弟子でもある源吾は、「明日待たるゝその宝船」と付句を残し去っていきます。翌日、句会が催されている大名・松浦鎮信の屋敷では、松浦侯が未だ仇討ちをしない赤穂浪士に業を煮やしています。しかし、其角が源吾の残した句を伝えると、その意味を思案する松浦侯。そこへ、陣太鼓の音が聞こえ、討入りを悟った松浦侯は…。
 初代吉右衛門が撰定した家の芸「秀山十種」の一つで、赤穂浪士の討入りを心待ちにする松浦侯の風格や愛嬌が生き生きと描かれます。忠臣蔵外伝物屈指の人気作をご堪能ください。

二、揚羽蝶繍姿(あげはちょうつづれのおもかげ)
二世吉右衛門の面影がよみがえる…

 桜満開の吉原。田舎者の佐野次郎左衛門が吉原一の花魁八ツ橋を見染め心を奪われます(『籠釣瓶花街酔醒』)。品川宿付近の鈴ヶ森でお尋ね者の美少年、白井権八と江戸随一の俠客、幡随院長兵衛が出会います(『鈴ヶ森』)。源平争乱の時代。源氏の武将熊谷直実は平敦盛を討ち自らの陣屋へ戻ると、敦盛の母藤の方に敦盛の最期を語り、無常を悟って出家します(『熊谷陣屋』)。播磨潟に源平所縁の人々が現れ、揚羽蝶の赤旗を奪い合います(『播磨潟だんまり』)。
 二世吉右衛門の当り役の名場面をつづり、その面影を偲びます。

第三部

一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
遊興に隠す由良之助の本心

 塩冶判官が殿中で刃傷におよび切腹してから半年。祇園の一力茶屋で遊興に耽る大星由良之助のもとへ、仇討ちに加わりたいと足軽の寺岡平右衛門が願い出ますが相手にされません。やがて、由良之助の息子の力弥が密書を届けにやって来ます。由良之助は、その密書を2階にいる遊女のおかるに盗み読まれたことに気づくと…。
 華やかな茶屋を舞台に、由良之助の真意や平右衛門・おかる兄妹の苦衷がドラマチックに描き出されます。初代、二世吉右衛門も当り役とした歌舞伎三大名作の名場面にご期待ください。

二、藤戸(ふじと)
平和への祈りが込められた舞踊劇

 麗らかな瀬戸内の春。源平合戦の後、領主として備前国藤戸に着任した佐々木盛綱の前に、藤波という女性が現れます。1年前の藤戸の合戦で、敵陣へ馬で渡る浅瀬を教えてくれた漁夫を、無情にもその場で殺した盛綱。その漁夫の母藤波は、息子の思い出を踊り、我が子を返せと涙ながらに訴えます。盛綱は非道を心から詫び、漁夫の霊魂を慰めるため供養しますが、いつしか沖の雲行きが怪しくなると…。
 平成10(1998)年に厳島神社の奉納歌舞伎で二世吉右衛門により初演、その後、歌舞伎座や比叡山薪歌舞伎でも上演されました。能の「藤戸」を素材に、戦いで子を失った親の悲しみを描き、命の尊さへの思いが込められた重厚なひと幕をご堪能ください。

 

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