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新作舞踊劇「たのきゅう」記者取材会

 歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」、第一部に坂東三津五郎・主演の新作舞踊劇『たのきゅう』を上演いたしております。この演目は、関西の小劇場劇団「リリパットアーミーII」を主宰し、作家・演出家としてもマルチに活躍するわかぎゑふさんが、民話や落語で知られる「田能久(たのきゅう)」を題材に新たに脚本を書き下ろしたものです。 8月7日、初日を前に、三津五郎、わかぎゑふが抱負を語りました。

まず三津五郎から、今回の舞台のみどころについて

「夏休みのお子さんも一緒に楽しめる、底抜けに明るく楽しい舞台にしています。たのきゅうが娘・殿様・和尚へと早替をしたり、染五郎さんの“おろち”と対決したり、幕切れでの一座全員の踊り、など、見どころもたくさんあります。」

脚本をすることになったきっかけを尋ねられると、

わかぎさんは、
「私、高校生の頃から三津五郎さんの追っかけで・・・ずっとファンだったんですけれど、ファンの一念も通るもんだなって(笑)。その後、仲良くなってから、『何かやってみないか』と、三津五郎さんから・・・」

三津五郎は、
「彼女が、ずっと自分の劇団の脚本を書いているのは知っていましたから、随分前から『歌舞伎の為にも何か書いてほしいなぁ』とお願いしていたんです。彼女の、“かわいい世界”“楽しい世界”を生かせるのはなんだろうなと思って・・・この舞台のように、歌舞伎には無い、“新しい民話劇”のようなものが一番彼女に向いているんじゃないかと思っています。」

初めて歌舞伎座での脚本、憧れの三津五郎さんとの舞台について、わかぎさんは、

「怖くて早く家に帰りたい(笑)!この舞台を初めて観る、たとえば、私が歌舞伎好きになった歳の中学生や高校生の子達に、『結構、大人もアホなんや!』と思うものが、現実になってやれるようなものを作らなきゃ、と思っているんです。きっと初日開けて、家に帰り寝ると、夢だったんだ・・・と思うとおもいます。」

こだわったところについて

「全部新しいものにしたい。今まで観たことのないものにしたい。着物も書いた絵のとおりの衣装!」と、わかぎさん。

わかぎさん脚本の舞台について、三津五郎は、

「色々と仕掛けも多いので、ようやく最初から最後まで上手く繋がったのが今日初めて!なんとか明日ようやく初日が迎えられると、今ほっとしているところです(笑)。踊りも面白いので、見終わった方が、元気になって、歌舞伎座を後にできる・・・そんな活力を与えられるような舞台にしたいと思って、みんなで力をあわせてがんばります。」

劇中、亡き坂東吉弥さんの孫・小吉くんの初舞台お披露目口上や、巳之助くんと親子による早替りも楽しみな新作舞踊劇『たのきゅう』。
納涼歌舞伎にぴったりの、大人も子供も楽しめる、明るくて楽しい一幕を、ぜひお楽しみ下さい。

2006年08月07日

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