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大阪松竹座 二月花形歌舞伎 製作発表

 大阪松竹座平成21年2月公演は、「二月花形歌舞伎」。市川亀治郎、片岡愛之助、中村獅童、中村勘太郎、中村七之助、市川男女蔵、中村亀鶴ら、次の世代を担う人気花形が顔を揃え、歌舞伎の大作、名作など彩り豊かな演目に挑みます。公演を前に製作発表が行われ、出演者らが意気込みを語りました。

市川亀治郎―――

市川亀治郎

 大阪松竹座は7年ぶりの出演で、とても緊張していますが、気心の知れた共演者と共に一丸となって、自分に与えられた役をきっちりと勤め、期待に違わぬよう、舞台を精一杯勤めたいと思っています。

 序幕の『毛抜』から勤めさせていただきます。『女殺油地獄』は、近松の名作、関西ではとても人気のある芝居であり、凄惨な立廻りも、どこか美しくなくてはいけません。お吉は初役で大変緊張していますが、以前『鳥辺山心中』でもご一緒した愛之助さんとの共演なので心が通じ合えると思っています。『実盛物語』は猿之助劇団でも良く出ていた縁の深いお芝居です。最後の『蜘蛛絲梓弦』は、浅草、博多座に続いての上演です。松竹座の舞台に合わせたものをご覧頂こうと思っています。

 このメンバーでは「僕はこう思う」「今度はこうしたらどうかな」と、自由な意見交換ができ“あうんの呼吸”というのでしょうか、舞台で緊張しつつも、この人なら判ってくれているという安心感がいつもあります。歌舞伎の魅力の一つは“ごった煮”だと思いますが(笑)、昼夜それぞれ趣の違う3演目の大阪松竹座2月公演を一人でも多くの方にご覧頂きたいと思っています。

片岡愛之助―――

片岡愛之助

 1月「壽 初春大歌舞伎」、2月「花形歌舞伎」と続けて大阪松竹座に出演させていただきます。以前から、浅草での熱い舞台を地元の大阪の方にも感じていただきたいと思っていたので、本当にありがたく思っています。

 『毛抜』の小野春道は初役、『女殺油地獄』の与兵衛も1ヶ月続けて勤めさせていただくのは初めてのことです。凄惨なお芝居ですが、亀治郎さんと心を通じ合わせ、自然体で勤めさせていただこうと思っています。『吹雪峠』は、十三代目仁左衛門も勤めていて、人間の内面を表現するお芝居です。『蜘蛛絲梓弦』は博多座以来の再演で、楽しみにしています。

 このメンバーは緊張した舞台の上でも信頼や安心感という、見えない糸で繋がっているような感じがして、それが芝居に生きているのだとおもいます。初めて歌舞伎をご覧になる方にも楽しんでいただける演目ですし、ご覧になってお芝居が楽しいと思われたら、友達を誘って二回、三回とご覧頂きたいと思っています。

中村獅童―――

中村獅童

 今年までは皆に“浅草歌舞伎フル出場”と胸を張って言っていましたが、来年一月は新橋演舞場に出演するため、途切れてしまいますが、二月松竹座でまたみんなの仲間に入ることができ、とても嬉しく思っています。

 昼の部『毛抜』は5年前に勤めさせていただきましたが、せりふがとても多く、そして歌舞伎十八番らしい荒事の演目です。『女殺油地獄』は大好きなお芝居で、本場大阪での上演ですから言葉のニュアンスなどを、より一層勉強して勤めたいと思っています。『吹雪峠』はあまり上演回数の多い演目ではないのですが、そういった演目を勤めさせていただけるのは楽しみですし、最後の『蜘蛛絲梓弦』はこのメンバーが総出演する、とても華やかな舞台なので、お客様と一緒になって盛り上がりたいと思っています。

 歌舞伎の良さは、上演を重ねることでお客様たちと一緒に歳を重ねていくことができる事です。5年前『毛抜』を見て下さった方が今回ご覧になる、そう思うと、自分もさらに成長していなくてはいけないと強く思います。そして“生の歌舞伎”“ライブの楽しさ”を味わいに劇場に足を運んでいただきたいと思っています。

大阪松竹座 二月花形歌舞伎 製作発表

2008年12月11日

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