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歌舞伎座さよなら公演七月大歌舞伎 獅童、勘太郎が語る『五重塔』

歌舞伎座さよなら公演七月大歌舞伎 獅童、勘太郎が語る『五重塔』

 歌舞伎座さよなら公演七月大歌舞伎、昼の部では、中村獅童、中村勘太郎の主演により、近代文学を代表する作家、幸田露伴の名作『五重塔』が上演されます。26年ぶりの歌舞伎座での上演を前に、歌舞伎座さよなら公演初出演の獅童、勘太郎が、作品への意欲を語りました。

大工源太を演じる中村獅童
 職人気質やたたずまい、そして兄貴分という雰囲気を大切に勤めたいと思います。子供の頃、子役で歌舞伎座に出演した時に、歌舞伎座の大道具さんや職人に憧れていましたので今回は、念願の大工役です。金槌をぶら下げて仕事をしている様子がなんともかっこよくて、舞台の華やかさとは違ったプロフェッショナルな男っぽさを感じました。そういう職人さんのかっこよさや雰囲気は源太に通じるものがあると思います。
 勘太郎さんの演じる十兵衛とのキャラクターの違いや、そこからくる会話の面白さといったものが出せればと思います。源太の心が反映されたセリフを通して宇野先生の世界観を舞台で表現していきたいと思っています。

大工十兵衛を演じる中村勘太郎
 兄弟子の源太をさしおいて朗円上人に直談判に行ったり、源太の協力を断ったり、今の日本にはなかなかいないようなタイプで、現代のお客様にはものすごく嫌な人に見えてしまうかもしれない役です。本当は一途で頑固、自分の気持ちを持って生きている。どこか憎めない可愛い気のある男だと思うので、十兵衛の良さがお客様に伝わるようにしたいと思っています。
 私の歳ではまだ早い役かもしれませんが、セリフを一つ一つ大切に、お芝居がお客様の心にすんなりと入ってくるように演じたいと思っています。


歌舞伎座さよなら公演での共演について―――
獅童
 浅草で一緒に芝居を作ってきた勘太郎さんと、歌舞伎座さよなら公演でご一緒できるのはとても心強く、今から楽しみにしています。七月大歌舞伎は、若い方や歌舞伎を初めてご覧になる方も多いと思いますので、『五重塔』のようなお芝居も歌舞伎にあるという事を皆さんに広く知っていただければいいなと思っています。

勘太郎
 久しぶりに上演される『五重塔』の十兵衛役を、歌舞伎座で勤めさせていただく事は、とてもありがたいことだと思っています。しかも歌舞伎座さよなら公演で、浅草歌舞伎でずっとご一緒している獅童さんと共演できるのは、やはり思い入れも深いものがあります。獅童さんとよく話し合って、お客様の心に残る作品に出来ればと思っています。

 七月の公演情報はこちらをご覧ください。

2009年06月28日

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