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海老蔵「新橋演舞場 初春花形歌舞伎」への思い

海老蔵「新橋演舞場 初春花形歌舞伎」への思い

 市川海老蔵、市川右近、中村獅童をはじめとした花形俳優が、昼夜とも初役、大役に挑む、平成22年1月「新橋演舞場 初春花形歌舞伎」。海老蔵にとっては、今年9月、モナコ公国のオペラ座で賞賛された『春興鏡獅子』の凱旋、また、猿之助が復活させ、伝説の舞台として今なお語り継がれている『伊達の十役』への初挑戦と、昼夜に話題の舞台となります。公演に先立ち、市川海老蔵が意気込みを語りました。

 新橋演舞場での初春花形歌舞伎には来年で3年続けて出演させていただきます。昼の部は中村獅童さんの曽我五郎、市川笑也さんの曽我十郎による『寿曽我対面』。続いて猿翁十種の『黒塚』を市川右近さんが勤め、最後に私が新歌舞伎十八番『春興鏡獅子』を勤めます。夜の部では歌舞伎十八番を制定した七代目市川團十郎が初演し、市川猿之助さんが復活された『慙紅葉汗顔見勢 伊達の十役』に初めて挑みます。私もいつかは手掛けてみたいと思っていた作品への挑戦です。今は上手く言葉にできないほど、やる気に満ちあふれています。

 猿之助さんからは「とにかく大変だから、健康には充分気をつけなさい」とお話をうかがいました。このお芝居を通して猿之助さんの持たれている素晴らしい"情熱"を勉強したいと思っています。十役一つ一つ、どの役も大変なお役ですが、中でも政岡は最大の挑戦で並大抵な事ではないと思っています。だからといって一役に全てを注ぎ込み他の九役が疎かになってはいけません。とても大きなプレッシャーを感じています。

 お芝居では、最初の発端から早替りが数多く出て参ります。早替りでは裏の方々がまさにF1のピットインでの作業のように、何秒の単位でそれぞれの仕事を全てこなさなくてはいけません。みなさんに「どうやって替わったの?」と驚いていただけるように充分お稽古をしたいと思っています。今回は演目も若い方々に大変判りやすい作品が揃っています。ぜひ多くの方に足をお運びいただきたく思っています。

海老蔵「新橋演舞場 初春花形歌舞伎」への思い

2009年12月03日

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