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片岡仁左衛門"昼夜の仇討"への意気込みを語りました~大阪松竹座二月大歌舞伎~

片岡仁左衛門

 大阪松竹座の「二月大歌舞伎」は、"片岡仁左衛門 昼夜の仇討" と銘打ち、昼の部『彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)』、夜の部『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』と、ともに仇討ちにまつわる二題を上演します。昼夜で陰と陽の対照的な役どころを勤める片岡仁左衛門が公演での意気込みを語りました。

片岡仁左衛門
 昼の部『彦山権現誓助剱』の六助は初役ですので、今若手のような気分でいます(笑)。通しでの上演は、関西では昭和19年以来になるそうですが、父(十三代目仁左衛門)が昭和49年に御園座で上演した時の本なども調べながら勤めたいと思っています。父は、このお役を非常に楽しそうに演じていましたし、そのお芝居も非常に楽しいものでした。六助はとにかく底抜けに良い人なので、この人の素朴さ、朴訥さ、というものが出せればと思っています。今回は物語から敵役京極と(明智)光秀の関係を一切外して、簡単明瞭にしていますから、お客様にも判りやすいと思っていただけるのではないでしょうか。

 夜の部『盟三五大切』の源五兵衛は今回が2度目、三五郎は3度勤めているので、このお芝居に携わるのは今回で5度目になります。源五兵衛と三五郎は演じていてもどちらも面白いです。特に今回勤める源五兵衛は、物語が進むにつれて、段々と人間が変わっていきます。そして最後には、"えぇ、あんな人がこんなに変わってしまうものか・・・"というのが楽しい所ではないでしょうか。このお芝居は、今でもありそうな"男と女の世界"の事件です。それが今から200年程前にすでに書かれている、そこがお客さんに受け入れられるのでしょうね。

 "昼夜の仇討"といっても、昼と夜とではずいぶん違っていて、同じような残酷な場面もタッチが全然違いますから、ぜひ、昼・夜をご覧いただき歌舞伎の幅の広さを楽しんでいただきたいと思います。それと、夜の部が午後5時開演なので、さぞ終演時間が遅いと思っているお客様もいらっしゃると思いますが、午後8時半頃には終わりますのでご安心下さい。入場料も近頃の歌舞伎公演としては比較的に安いのではないかと思っていますので、多くのお客様にぜひご来場いただきたいと思っております。

2011年01月21日

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