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孝太郎、愛之助が『播州皿屋敷』ゆかりの地を訪ねました~大阪松竹座七月大歌舞伎

孝太郎、愛之助が『播州皿屋敷』への意気込みを語りました~大阪松竹座「七月大歌舞伎」

大阪松竹座「関西・歌舞伎を愛する会 第二十回 七月大歌舞伎」、昼の部で上演される『播州皿屋敷』は、同じ皿屋敷伝説をもとにした岡本綺堂作『番町皿屋敷』とは違い、井戸の中から皿を数える声が聞こえ、お菊の幽霊が現れるという怪談劇。上演回数も少なく、戦後関西では初の上演となります。公演に先立ち、腰元お菊役の片岡孝太郎と、浅山鉄山役の片岡愛之助が、作品にゆかりの姫路城とお菊神社を訪れ、舞台への意気込みを語りました。

孝太郎、愛之助が『播州皿屋敷』への意気込みを語りました~大阪松竹座「七月大歌舞伎」

▲ 写真左:お菊神社(十二所神社)で 写真右:お菊神社のお菊像の前で

片岡孝太郎
 お話をいただいて「えっ播州?番町ではないのですか?」と、ちょっと耳を疑いました。戦後関西では初めて上演される作品ですので、歌舞伎ファンの方にはもちろんのこと、大勢の演劇ファンの方々に見ていただきたいと思っています。このお芝居を見た皆様が、改めてお菊様はどういう人だったのか、と思うきっかけになれば嬉しいと思います。

 ゆかりの地を訪れますと、お菊様を敬愛する地元の方々の熱い思いが伝わって参ります。お菊様は、儚い美しい女性というイメージもありますが、実は武士のようなある意味男勝りの女性だったのではないでしょうか。シンがしっかりしているからこそ、亡霊にまでなって、最後にはお家を潰してしまう。ただ単に線の細い普通の女性でしたら、殺されてそのままだったのかもしれません。そうした強い女性というものをどこかに出せたらと思っています。

 舞台では、井戸の上で吊り下げられたり、亡霊になって出てきたりするので、少しドキドキしています。ちょっとアクロバット的な感じですが、亡霊ですから涼しい顔で勤めなくてはいけませんね。本日は最上層の屋根を修復中の、演目にゆかりの深い姫路城を見学させていただきましたが、綺麗に保存している皆様の苦労に改めて感動いたしました。

孝太郎、愛之助が『播州皿屋敷』への意気込みを語りました~大阪松竹座「七月大歌舞伎」

▲ 「天空の白鷺」にのぼり姫路城の大屋根修復を見学

片岡愛之助
 『播州皿屋敷』の浅山鉄山は、ものすごく悪い人間ですよね・・・『番町皿屋敷』とは役どころも違い、お芝居も全く違いますから、今回の舞台は必見です。そして7月の暑い夏に、怪談話でぜひ涼しい思いをしていただきたいと思っています。

 鉄山は、自分で皿を盗んでおいて、お菊に皿を数えろと命令し、一枚足りないと怒りだして、挙げ句の果てには吊るし上げて叩く・・・とにかく悪い人で、お菊を殺して恨まれるような役ですが、こうして孝太郎さんとお菊神社でお祓いをしていただきましたので、守っていただけるような気がして参りました。

 今日は「天空の白鷺」で修復中の姫路城を見学させていただきました。姫路城の大きな屋根を目線の高さで拝見すると、まるで舞台を見ているようで、その大屋根で大立ち廻りをしたいと思うほど、とても感動しました。姫路城にゆかりの『播州皿屋敷』を昼の部でご覧いただき、その後はぜひ、夜の部もご覧いただきたいと思います。

孝太郎、愛之助が『播州皿屋敷』への意気込みを語りました~大阪松竹座「七月大歌舞伎」

▲ 修復中の姫路城とお菊井戸の前で姫路市のキャラクター"しろまるひめ"と一緒に

2011年06月03日

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