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ノーベル文学賞作家バルガス=リョサ氏を迎えた歌舞伎イベントが開催されました!

 去る2011年6月23日(木)、スペイン・セルバンテス文化センター東京(東京・麹町)にて、2010年ノーベル文学賞作家・マリオ・バルガス=リョサ氏の来日を記念した文化イベント「歌舞伎の粋 -マリオ・バルガス=リョサ氏を迎えて」(主催:セルバンテス文化センター東京 協力:松竹株式会社)が開催されました。

 このイベントは、リョサ氏はもちろん日本在住のスペイン語圏の方々にまで日本が誇る伝統芸術・歌舞伎の魅力を知ってもらうことを目的としており、スペイン語同時通訳付きで行われました。

 第一部「女形ができるまで」では、中村京蔵が目の前で行う化粧や着物・鬘の実演に客席から驚嘆の声が上がりました。第二部「藤音頭」の舞踊では、美しい藤の精に扮した中村京蔵の舞に観客の目は釘付けとなりました。最後の第三部では、特別ゲストとして色紋付き姿の中村壱太郎が登壇。「歌舞伎の粋」と題し、女形や家をキーワードに初お目見え、初舞台から今日に至るまでそして今後の展望までを語り、会場を湧かせました。

 化粧を実演する京蔵と進行役の松竹・岡崎執行役員(左)、満席の会場(右)

  「藤音頭」を舞う京蔵(左)、左から壱太郎、リョサ氏、セルバンテス文化センター東京のウガルテ館長(右)


 イベント終了後、最前列で観ていたリョサ氏は「とても興味深いイベントでした。歌舞伎俳優は本物のプロフェッショナルだと感じました。女形というのは、ただ単純に外見的に女性らしい扮装をするものでは決してなく、いかに内面的に女性に入り込むかというものであると考えます。今日のこの素晴らしい機会に心から感謝します。ぜひ劇場で歌舞伎を観たいと思いました。ありがとう」とコメントし、これに続くように客席からも大きな拍手が寄せられました。

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■マリオ・バルガス=リョサ氏
1936年ペルー生まれ。小説に『都会と犬ども』(新潮社)、『緑の家』(岩波文庫)、『世界終末戦争』(新潮社)、『フリアとシナリオライター』(国書刊行会)、『楽園への道』(河出書房新社)、『チボの狂宴』(作品社)など、評論に『嘘から出たまこと』(現代企画室)などがある。

■スペイン・セルバンテス文化センター東京

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 セルバンテス文化センターは、1991年にスペイン政府により設立されたスペイン語およびスペイン文化振興機関。本部はマドリードとアルカラ・デ・エナーレス(マドリード自治州)で、現在五大陸に70以上の支部がある。中でも、2007年9月より業務スタートした東京支部(セルバンテス文化センター東京)は、世界最大の規模を誇る。

2011年06月30日

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