「七代目市川團十郎展-生誕二百二十年によせて-」のお知らせ~早稲田大学演劇博物館

 9月21日(水)から、早稲田大学演劇博物館で「七代目市川團十郎展-生誕二百二十年によせて-」が開催されます。

 七代目市川團十郎(1791~1859)は、近世後期の江戸歌舞伎を代表する名優です。「歌舞伎十八番」を制定したことで知られ、お家芸の荒事は勿論、時代物、世話物、和事、所作事など、どんな役柄にも卓越した演技力を発揮し、その芸域の広さは他の追随を許しませんでした。また、生涯にわたる活動の特徴に、数多い地方興行があります。旅を好んで地方の芝居に積極的に出演し、各地に足跡を遺しています。しかし天保改革の風俗取締政策により、江戸十里四方追放という処罰を受け、成田山蟄居を余儀なくされたり、長男八代目團十郎の自殺という悲運に見舞われるなど、決して平穏な人生ではありませんでした。

 七代目團十郎の生誕二百二十年を記念し、これまで門外不出だった市川家の所蔵資料や学界未知の巡業資料を館蔵資料と共に展示し、その波瀾に富んだ生涯を振り返る楽しみな展示、ぜひご覧下さい。

【期間】
2011年9月21日(水)~2011年11月13日(日)
※9/23(金)、11/3(木)休館

【会場】
早稲田大学演劇博物館2階 企画展示室I

【入館料】
無料

【開館時間】
10:00~17:00
(火・金は19時まで)

※会期中、一部展示替えがあります。

◆関連演劇講座◆
「七代目市川團十郎の芸と波瀾万丈の生涯」

日時:2011年9月26日(月)14:45~16:15(開場14:00)
会場:早稲田大学大隈記念大講堂
講師:十二代目市川團十郎(歌舞伎俳優・早稲田大学特命教授)
聞き手:木村涼(早稲田大学演劇博物館助手)
※入場無料・事前予約不要
(会場定員に達した場合、ご入場頂けない場合がございます。あらかじめご了承下さい)

詳細は早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館ホームページをご覧ください。

2011/07/19