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幸四郎が『アマデウス』への思いを語りました

幸四郎が『アマデウス』への思いを語りました

▲ 左から武田真治、松本幸四郎、内山理名

 ル テアトル銀座11月公演『アマデウス』の製作発表記者会見が都内で行われ、サリエーリ役の松本幸四郎、モーツァルト役の武田真治、その妻コンスタンツェ役の内山理名らが意気込みを語りました。

松本幸四郎
 少し気の早い話ですが、この『アマデウス』が今年の仕事納めになります。未曾有の災害のあった日本で、私達俳優が今こうしてお芝居が出来るのは本当にありがたいこと、まさに奇跡だと思っています。サリエーリを7年ぶりに演じさせていただきますが、私が松本幸四郎を名乗り今年で30年、襲名した翌年にこの『アマデウス』を初演し前回公演の千穐楽で400回を迎えました。来年には私もサリエーリの年齢になります。様々な思いがたくさんございますが、その思いを全て詰め込んで、武田君、内山さん、お2人の若い俳優の芽生え、息吹、炎と共に、今年この『アマデウス』で燃え尽きたいと思っています。

 武田君、内山さんとはテレビではご一緒していますが、舞台は初めてです。2人とも舞台にも大変意欲を持たれていて、役作りに対して、俳優というものに対して非常に謙虚さ、熱心さがあります。僕は役者ですから、役者がよく見えるように演出しますが、役者というものに魅力が感じられないと、お芝居そのものもつまらなくなってしまいます。その点2人はそういう輝きをいっぱい内に秘めていて、今から稽古が始るのをとても楽しみにしています。今までにも増して良いモーツァルトとコンスタンツェと一緒に芝居が出来る期待感でいっぱいです。

 初演の頃は、モーツァルト役の江守徹さん、息子・染五郎と一緒に全身汗だくになりながら、真剣勝負のお芝居をしてきましたけれど、人生の終幕に至った時にサリエーリがどういう気持で幕を下ろすのか、サリエーリの歳に近づくにつれて段々理解できるようになりました。その気持ちはサリエーリが演じるというよりも、若い2人の陰影によって浮き彫りになるのではないでしょうか。若い2人の演技によって、サリエーリという人間の最後の老いさらばえた人生の終幕がくっきりと描き出される・・・皆さんと一緒に良い舞台を創り、この『アマデウス』という作品を20世紀の傑作戯曲の一翼を担う作品として定着させたいと思っています。

幸四郎が『アマデウス』への思いを語りました

武田真治
 このような大きな役をいただき光栄に思うと共に緊張しています。7年前の公演で染五郎さんが演じられていたモーツァルトを意識せずにはいられませんが、幸四郎さんから言われたことを守りながら、僕なりのモーツァルトを演じられたらと思っております。幸四郎さんは役者の目線でアドバイスをして下さるのでとても安心できます。これ以上自分が何かを学ぶ環境というのは無いと思っているので、謙虚に受け止めてしっかり勤めたいと思っています。

内山理名
 私は1981年生まれですので初演の頃はまだ1歳、そのような歴史のある作品に出演することができてとても光栄に思っています。出演が決まり周りの方々にお話をすると、とても多くの方が『アマデウス』を観て下さっていて、あの方のコンスタンツェは素晴らしかったよ、というお話を伺います。私も何年か後に内山のコンスタンツェは良かったと言ってもらえるように、幸四郎さん、武田さんにお話を伺いながら、一所懸命に勤めたいと思っています。


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2011年10月01日

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