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歌舞伎座で「柿葺落興行古式顔寄せ手打式」

古式顔寄せ手打式

 3月28日(木)、歌舞伎座新開場「柿葺落興行古式顔寄せ手打式」が行われました。

 「顔寄せ手打式」は、俳優をはじめとする出演者と舞台関係者が揃って手締めを行うもので、本来、公開される儀式ではありません。今回は4月から1年間続く柿葺落興行の顔寄せということで特別に、古式にのっとり舞台上にて行われました。

 式の前には「時間の継承 ―第四期歌舞伎座から第五期歌舞伎座へ―」と題した歌舞伎座の建築工程を追った特別記念映像が上映され、新緞帳が披露されたのち、いよいよ顔寄せ手打式となりました。

 定式幕が開いて舞台上に登場したのは、174名の歌舞伎俳優と音楽演奏などの舞台出演者や関係者ほか総勢約210名。式は河竹登志夫氏による「狂言名題披露」から始まりました。顔寄せ手打式では、その興行の狂言名題をすべて披露するのが通例ですが、今回は4月興行の狂言名題披露をもって柿葺落興行の代表としました。

 続いて行われたのが、附帳(それぞれの演目の各幕、各場ごとに必要な品物などを記した台帳)を担当責任者に手渡す「附帳渡しの儀」。大道具、照明、小道具、衣裳、鬘(かつら)、立役床山、女方床山の順に、 安孫子正専務取締役演劇本部長から各社の責任者へと附帳が渡されました。そして鴨志田頭取の音頭で、舞台上の俳優と関係者一同の間で手を締めました。

 その後、大谷信義松竹株式会社会長から、出演者と関係者への「當る歌舞伎座新開場柿葺落興行の狂言名題ご披露、ならびに幕内の手締めが無事相済みました。ありがとうございました」と御礼の挨拶があり、出演者を代表して坂田藤十郎日本俳優協会会長よりの祝辞と続きました。

 最後に迫本淳一松竹株式会社社長から来賓の方々に向けて、「新しい歌舞伎座が無事竣工し、本日、顔寄せの日を迎えることができましたのも、歌舞伎をご愛顧くださり、支えてくださいましたお客様、そして、歌舞伎座の誕生にご尽力を賜りました、すべての皆様のお蔭と存じております」と、その感謝の気持ちを表すべく、関係者に向けての挨拶を述べました。結びに、尾上菊五郎日本俳優協会理事長の発声で、舞台、客席がともに手締めを行い、式が終了しました。

2013年03月29日

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