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河竹登志夫氏ご逝去

 5月6日(月)午後12時28分、公益財団法人都民劇場理事長、早稲田大学名誉教授の河竹登志夫氏(本名:河竹俊雄)が、都内の病院でご逝去されました。享年88。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 河竹氏は歌舞伎作者河竹黙阿弥の曾孫として、先日の歌舞伎座新開場「古式顔寄せ手打式」では狂言名題読み上げを行いました。昭和35(1960)年の歌舞伎アメリカ公演から12回、歌舞伎海外公演の松竹の文芸顧問として同行し、また、歌舞伎座での「子供歌舞伎教室」の解説や国立劇場「歌舞伎鑑賞教室」での監修ほか、歌舞伎界における貢献は絶大で、海外での歌舞伎の普及にも努められました。歌舞伎関連著作も数多く出版、最新刊は、歌舞伎座新開場に向けて4月に刊行した『新版 歌舞伎』(東京大学出版会)。

 早稲田大学名誉教授、同大学栄誉フェロー、文学博士(東京大学)、オーストリア科学アカデミー会員、日本演劇協会名誉会長、都民劇場理事長、文化庁芸術祭執行委員長、日本芸術文化振興会顧問、日本舞踊協会顧問、松竹大谷竹次郎賞選考委員など数多くの役職を歴任。昭和62(1987)年紫綬褒章、平成7(1995)年旭日中綬章、同12(2000)年恩賜賞および日本芸術院賞、同13(2001)年文化功労者ほか、受賞、受章多数。

 今回の訃報を受けて、日本俳優協会会長坂田藤十郎は「歌舞伎座新開場の『古式顔寄せ手打式』で久しぶりにお目にかかりました。とてもお元気そうでしたので、私もとてもうれしく思いまして、これからもいろいろとご指導賜りたいとお話をしました。お芝居に一番詳しく、昔の先輩たちのことをよくご存じでいらしたので、これからもご指導をお願いしたかった。非常に残念です」と談話を寄せました。

2013年05月07日

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