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「四国こんぴら歌舞伎大芝居」第三十回記念の鏡開きで初日開幕

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 4月5日(土)、金丸座(旧金毘羅大芝居)で「第三十回記念 四国こんぴら歌舞伎大芝居」が初日を迎えました。開幕前には、第三十回を記念して市川染五郎ほか出演者による鏡開きが行われました。

 美しく輝く緑の山々と満開の桜に迎えられた今年の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、初日の朝、鏡開きでお客様とともに30回目の記念の開催を祝いました。「いち、に、さん、よいしょ!」の声で祝い樽が開けられ、お集まりの皆様にも酒が振る舞われました。そして、出演者の幟が賑々しくはためく中、お客様も続々と場内へ。いよいよ初日の幕が上がります。

 第一部は『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』の「加茂堤」から始まります。全員が初役での挑戦、さらに初日の緊張感もありましたが、清新な顔ぶれに期待を寄せるお客様の温かい拍手で、一気に場内が熱気を帯びました。「車引」の桜丸の松也と梅王丸の歌昇は初役。花道の引っ込みでは「音羽屋!」「播磨屋!」の掛け声が小屋中に響き渡りました。

 「寺子屋」の松王丸は平成13年8月歌舞伎座以来、2度目となる染五郎です。対する武部源蔵と戸浪の夫婦は松也と壱太郎の初役の二人。重厚なドラマが繰り広げられ、第一部の幕が降りました。

 第二部は『女殺油地獄』。幕開きの茶店ののどかな雰囲気が芝居小屋としっくりあい、すぐにお客様を物語の世界へと誘います。「豊嶋屋油店の場」では油まみれになって花道を逃げていく与兵衛の気迫が、小屋の隅々にまで伝わるような緊迫した一場となりました。

 続く「北の新地の場」では、うって変わって遊興にふける陽気な与兵衛が、芸者と一緒に客席を歩いていきます。染五郎がお客様の間を通って場内がおおいに沸き、ひやかしのやりとりに大きな笑いも起こりました。そして最後が「豊島屋逮夜の場」。染五郎が新たな解釈で挑んでみたいと会見で話していた場です。幕が降りても拍手が続き、舞台の上も客席も一体となって初日から熱気あふれる公演となりました。

 公演は20日(日)まで、春爛漫の香川県 金丸座(旧金毘羅大芝居)にて開催されます。チケットは チケットWeb松竹、 チケットホン松竹にて販売中です。

2014年04月06日

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