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「歌舞伎座ギャラリー」デモンストレーションに京蔵が登場

「歌舞伎座ギャラリー」デモンストレーションに京蔵が登場


 10月24日(金)、歌舞伎座ギャラリーで海外メディア特派員向け懇親会「Kabuki Press Event」が開かれ、中村京蔵が女方の化粧法を見せるデモンストレーションを行い、歌舞伎舞踊を披露しました。

 松竹では、世界に日本の伝統文化を発信していく役割を担う歌舞伎座ギャラリーにおいて、実際に歌舞伎女方のパフォーマンスを行い、海外メディアの記者に間近に見てもらうことで、より深く歌舞伎を知っていただく「Kabuki Press Event」を開催しました。当日は、欧米と中東、アジアから多数のメディアが参加、約2時間にわたった会は、終始、熱気あふれるものとなりました。

 開会のご挨拶に続き、松竹株式会社常務取締役岡崎哲也より、「歌舞伎の“歌”はmusic、“舞”はdancing、“伎”はactingを意味します。時代の求める作品が生まれ、それが今、古典となっています」など、歌舞伎についての簡単な解説が、英語通訳を通じて行われました。その後、部屋着姿の京蔵が登場、デモイベント「女方ができるまで」と題し、女方の化粧から着付けまでを同じく英語通訳付きで披露しました。

「歌舞伎座ギャラリー」デモンストレーションに京蔵が登場

 京蔵はこれまで、世界各地で歌舞伎のデモンストレーション活動を数多く行っており、いつものイベント同様、日頃の舞台にもまして手際よく化粧をしていきます。

 「今、顔に塗っているのは“鬢付け”という植物性オイルです」「歌舞伎の化粧は平面的に見えますが、鼻筋を立てたり、紅のぼかしを入れたりと、微妙な工夫を施しています」「目じりに紅をさす“目張り”は、目の魅力を際立たせます」というような解説を聞きながら、記者の皆さんは引き込まれるように見入っていました。

「歌舞伎座ギャラリー」デモンストレーションに京蔵が登場 無駄のない動きで20分ほどの化粧が終わると、色鮮やかな衣裳を着付け、島田の鬘(かつら)をかけてから、衣裳を汚さないように最後に手を塗って藤娘のでき上がり。木挽町ホールの舞台で『藤娘』の「藤音頭」のくだりを踊り、大きな拍手を浴びました。

 パフォーマンス後には「長い裾が邪魔にならないか」という質問に、京蔵が「裾さばき、足遣い、腰の使い方を習得するのには時間がかかります。よく訓練をして裾がからまないようにいたします」と答えたり、「女方として難しいのは」との問いには、「体の使い方もありますが、女方は色気が根本にあり、優しさ、その中にも芯の強さがあることが大事だと思っております」といった心構えを話したりと、活発な質疑応答が行われました。


 最後に、歌舞伎座ギャラリーで開催中の 「歌舞伎は旅する大使館」<後期展示>『歌舞伎ファンを世界に』展を自由に見学、歌舞伎衣裳や押隈についてスタッフに質問したり、「押隈体験処」で隈取マスク姿を撮影する姿も見られました。今回のイベントでは海外メディアの皆さんに、歌舞伎についてより強く興味をもっていただいたようで、文字どおり“歌舞伎ファンを世界に”広げる好機となりました。

2014年10月24日

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