舞台裏も見られるシネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』、公開記念エアウィーヴシアターのご案内

舞台裏も見られるシネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』、公開記念エアウィーヴシアターのご案内

▲ 『二人藤娘』舞台裏 右より、坂東玉三郎、中村七之助


 2015年1月17日(土)から上映されるシネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』(東劇は1月3日[土]より先行上映)は、シネマ歌舞伎でしか味わえない新たな試みが行われた一本。それに合わせ、鑑賞体験も“ここでしか味わえない”環境にと、「エアウィーヴシアター」が誕生します。

舞台裏も見られるシネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』、公開記念エアウィーヴシアターのご案内

『二人藤娘』舞台裏の玉三郎、七之助

 一人のつくり手として、また、出演者としての思いを語る坂東玉三郎。冒頭の特別映像はシネマ歌舞伎ならではの特典映像であり、今年3月歌舞伎座で上演された舞台をご覧になった方も聞けなかった話です。この映像を見てから作品を観れば、感動も新たになることでしょう。

ふとした瞬間に垣間見えるもの
 玉三郎の話は『日本振袖始』から始まり、隈取をする玉三郎、衣裳を着付けてもらう勘九郎などの映像もはさみながら、『二人藤娘』へと移ります。ここでも七之助の化粧や玉三郎が帯を締めるところなどの映像が見られるのですが、拵えの終わった二人が出を待つ舞台裏にまでカメラが入っており、そこに流れる空気、二人の距離感までをも映し出しています。

 ご存じのとおり『藤娘』の幕開きには、真っ暗な舞台を一瞬で明るくする“チョンパ”と呼ばれる演出がありますが、今回の映像ではまったく違った方法、映像でしかできない手法で舞台が始まります。さらには、二人が舞台裏に引込み、衣裳を替える時間も、三味線の演奏を映し出すだけではなく、舞台裏のリアルタイムを追っているかと思うと、歌舞伎俳優と藤の精を行き来する二人に合わせ、時間軸を超えてカメラも行き来します。

二人の距離感が見える
 花道を引込み、鳥屋に入った二人は、舞台とはまったく異なる足取りで楽屋へ。『二人藤娘』の二人の関係が、作品の中でさまざまに変化するように、シネマ歌舞伎の中の玉三郎と七之助、歌舞伎俳優と藤の精の関係も決して定まってはいません。映像が切り取った瞬間、瞬間にだけ見えるもの…。ぜひ映画館でその贅沢な時間を体感してください。 

 東京、名古屋、大阪の3つの映画館では、期間限定で1つのシアター内の座席すべてに、エアウィーヴクッションが設置され、シネマ歌舞伎鑑賞中も快適にお過ごしいただけることになりました。名付けて 「エアウィーヴシアター」。映画館での設置は初めてのことで、長時間の鑑賞でも座り疲れの軽減を実感されるのではないでしょうか。この機会に、新しいシネマ歌舞伎を新たな環境でご鑑賞ください。

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シネマ歌舞伎 第21弾
『二人藤娘/日本振袖始』

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公開日
2015年1月17日(土)全国公開
2015年1月3日(土)より東京 東劇にて先行公開


上映館
全国47館
上映館一覧はこちら


チケット(税込)
一般(当日):2,100円
学生・小人:1,500円

お得な特別鑑賞券(前売券):1,800円は販売中

シネマ歌舞伎「二人藤娘/日本振袖始」上映情報、作品詳細はこちら

 

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シネマ歌舞伎「二人藤娘/日本振袖始」公開記念
エアウィーヴシアター

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日程と開催映画館
1月3日(土)~2月13日(金)
東劇(東京)

1月17日(土)~2月13日(金)
ミッドランドスクエアシネマ スクリーン1(名古屋)
なんばパークスシネマ シアター10(大阪)


上映作品
シネマ歌舞伎「二人藤娘/日本振袖始」
※上記以外の作品が上映される場合もあります。
※シネマ歌舞伎「二人藤娘/日本振袖始」はエアウィーヴシアター以外の通常のシアターで上映される場合もあります。


「エアウィーヴシアター」の詳細はこちら

2014/12/11