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スーパー喜劇『かぐや姫』は6日開幕

スーパー喜劇『かぐや姫』は6日開幕

スーパー喜劇『かぐや姫』左より、藤山直美、市川猿弥


 3月6日(金)に新橋演舞場で初日を迎えるスーパー喜劇『かぐや姫』の、公開舞台稽古が行われました。

 藤山直美ふんする“かぐや姫”が、歌って踊って客席を魅了する、スーパー喜劇『かぐや姫』。幕開きから“スーパー”な趣向でぐいぐい客席を引き付けます。『暫』の鎌倉権五郎のような力紙をつけ、梅王丸の童子格子に、助六を思わせる色鮮やかな黄色の足袋…。荒事の原点を見るような赤子、それが今回のヒロイン、かぐや姫です。ツケが入って見得の連続、どっしり合引きに腰を下ろして視線を集め、月の兎の耳彦と赤目(猿弥、春猿)を従えて十分すぎるくらいの貫録を見せます。耳彦と赤目は全編を通して陰に日向に大活躍。

スーパー喜劇『かぐや姫』は6日開幕

▲ 市川猿弥、藤山直美、市川春猿

スーパー喜劇『かぐや姫』は6日開幕

▲ 水谷八重子、上條恒彦


 月の世界では月の女神でかぐや姫の生みの母でもある月光(水谷八重子)が、絶対的な権力者である冥王(声は市川中車)に地球に流刑となった娘の救済を願いますが、そんな母の心配をよそに地球でのかぐや姫は、育ての親に感謝しながらすくすくと年頃の娘に成長し、求婚者をはねつけるのに忙しい毎日――。お馴染みのかぐや姫の物語が、歌舞伎『白浪五人男』のパロディーなどを盛り込んで、新たな魅力を放ちます。

スーパー喜劇『かぐや姫』は6日開幕

▲ スーパー喜劇『かぐや姫』市川月乃助

 お笑いネタから時事ネタ、さらには“スーパー歌舞伎ネタ”まで、遊び心たっぷりでくすぐるかと思うと、生まれ落ちたさだめをどう受け止めて生きていくのか、せりふのひと言ひと言を心に染みわたらせ、まさに、笑いあり涙あり、加えて歌あり踊りあり大立廻りありと、盛りだくさんの舞台。


 藤山、水谷、そして月庵役の上條恒彦がソロを聴かせ、運命に翻弄される中宮役の笑也が華麗に舞い、赤目役の春猿は人間の娘お梅に化けて妖艶な魅力で京之介を惑わし、かぐや姫の運命の相手、京之介役の月乃助が立廻りを引っ張って、“スーパー喜劇”お約束の藤山と猿弥の宙乗りはさらなる進化をみせます。そうした演出に彩られながら、相手を思いやりながらすれ違う恋、親子の情愛、宮中の醜い権力争いに照らし出されるかぐや姫の真っ白な心といったものがしっかり描き出され、笑いのうちに心揺さぶられる瞬間が刻み込まれています。

スーパー喜劇『かぐや姫』は6日開幕

▲ スーパー喜劇『かぐや姫』 市川笑也、藤山直美、市川月乃助

 舞台の背景に映し出される月は、『ヤマトタケル』の三日月が満ちたような大きく明るい満月。スーパー喜劇『かぐや姫』はその月のように、さまざまなお楽しみが満ちあふれた舞台になりました。 



 スーパー喜劇『かぐや姫』は、新橋演舞場で3月31日(火)まで、引き続き、4月5日(日)~27日(月)は大阪松竹座にて公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹にて販売中です。

2015年03月05日

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