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歌舞伎座新開場は2013年4月2日!

 9月25日(火)、現在建設中の第五期歌舞伎座の新開場についての概要が発表され、松竹株式会社より大谷信義会長、迫本淳一社長らが出席して会見を行いました。

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▲ 左より、常務取締役 事業本部長 歌舞伎座開発推進室担当 武中雅人、代表取締役社長 迫本淳一、
代表取締役会長 大谷信義、専務取締役 演劇本部長 安孫子正、取締役 演劇製作部門・演劇開発企画部門担当 岡崎哲也



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4月から1年間の柿葺落興行
 新開場となる歌舞伎座の初日は2013年4月2日。「これからの歌舞伎座百年に向けて最初の1年間を、柿葺落(こけらおとし)興行とします。そこで、できるだけ大勢のお客様にご覧いただきたい」。そのため、4月から6月までの3カ月は、「三部制興行」、27日間公演となります。7月からは若手が活躍する興行で芸の継承を、そして、秋から翌春3月までは古典の名作、通し狂言、新しい企画などを打ち出す公演が行われます。

 左図は、その柿葺落興行のシンボルマーク。歌舞伎座さよなら公演で飛び立っていった鳳凰が、舞い戻ってくるイメージです。なお、柿葺落興行の演目の発表は年内、チケット発売は年明け以降を予定しています。

柿葺落興行のラインナップはこちら

舞台は第四期歌舞伎座を踏襲
 新しい第五期歌舞伎座は「第四期の精神を忠実に復元する」ことをモットーに、桃山形式の外観、意匠や具材を活かした内装が決められました。バリアフリー化や災害時の避難拠点となることなど、建物についての詳細は、 松竹のホームページで順次、発表する予定です。

 新しい舞台は間口の左右が91尺(27.573m)、高さ21尺(6.363m)、廻り舞台の直径は60尺(18.18m)と、第四期歌舞伎座と同じ大きさとなります。さらに、廻り舞台には従来の松竹梅の3つのセリのほか盆の半面に大ゼリがつくられ、舞台上手袖も9m広くなり、舞台転換がよりスムーズに行われるようになります。花道も60尺(18.18m)と、前期歌舞伎座の長さを踏襲しています。

一幕見席も継承
 座席数は1808席。これは第四期歌舞伎座より60席ほど少なくなりますが、1階は後方にあった柱が取り除かれ、座席や通路の配置を変えたことで逆に席数は増加、4階に常設される一幕見席の数も増えます。また、後方席が見やすいように、客席全体の勾配も改良されます。

 座席寸法も改善され、たとえば一階席では幅が3cm広がり、前列との間隔も6cm広がってゆったりします。このほか、現在のイヤホンガイドだけでなく、前の座席の背に掛けるポータブルタイプの「字幕ガイド(仮称)」の貸出しも予定されています。

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シンボルマークも発表!
 新しい歌舞伎座と背面のオフィスビル「歌舞伎座タワー」を合わせて「GINZA KABUKIZA(ぎんざかぶきざ)」と命名、そのシンボルマーク(右図)も発表されました。「イザ、ギンザ、カブキザ。」のキャッチコピーとともに、「歌舞伎を中心とする古典の殿堂」として歌舞伎座を位置づけ、銀座の活性化を担うランドマークとして、夜間の外観ライトアップほか、様々な施策がこれから打ち出される予定です。

 また、歌舞伎座タワー5階には「歌舞伎座ギャラリー」が設けられます。「歌舞伎を初めて見る人、見たことのない人にも歌舞伎の魅力を体験してもらえる場所に」と、歌舞伎の衣裳や小道具、映像などが展示され、ホールでは歌舞伎のスタッフを招いてのトークイベントなども行って、海外のお客様や小中学生にも歌舞伎の魅力をアピール。古典芸能の裾野を広げる文化発信基地となります。

 このほか、第五期歌舞伎座新開場にあたっての詳細は、 松竹ホームページを、今後発表される歌舞伎座に関するニュース、公演の情報などは、 第五期歌舞伎座情報ページをご覧ください。

2012/09/27