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五代目中村雀右衛門襲名披露「お練り」でご挨拶

五代目中村雀右衛門襲名披露「お練り」でご挨拶

 

 

 1月27日(水)、東京 浅草寺にて、歌舞伎座「三月大歌舞伎」中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露を前に、中村芝雀が「お練り」と「襲名奉告法要」を行いました。

五代目中村雀右衛門襲名披露「お練り」でご挨拶

 芝雀として最後の舞台を歌舞伎座で勤めた翌日、芝雀はいつもと変わらぬ穏やかな表情で浅草雷門前に現れました。鳴物の山車、木遣り唄の一行に続き、後方には地元浅草の芸者衆もお練りに参加。いつもは艶やかな女方を披露している芝雀ですが、今日ばかりはきりっと紋付き袴姿で華を見せました。

 

 兄の大谷友右衛門と、大谷廣太郎、大谷廣松、そして京屋、明石屋一門もそろい、芝雀を中心に一行が歩き始めると、賑やかな仲見世通りがいっそう沸き立ちます。「五代目!」「京屋!」のかけ声に「ありがとうございます」と笑顔で応える芝雀には、数えきれないほどのカメラが向けられます。終始その笑顔が絶えることはありませんでした。

 

 浅草寺の本堂に到着したところで、芝雀がお集まりの皆様に向けて五代目雀右衛門襲名のご挨拶。「大勢のご声援を賜りまして、このようなうれしいことはございません。ご声援を糧に、3月の歌舞伎座におきまして、精いっぱい舞台を勤めさせていただきたいと思っております。皆様にはぜひとも3月の歌舞伎座にお運びいただければ幸いです」との言葉に、大きなかけ声と、その声が聞こえなくなるほどの大きな拍手で、祝福が贈られました。

五代目中村雀右衛門襲名披露「お練り」でご挨拶

 

 その後、本殿内で襲名奉告法要が営まれ、襲名披露興行の成功を祈願した後、ようやくほっとした表情を見せた芝雀。

 

 「あんなに多くの声援をいただいたのは初めて。幸せでございます」と、満面の笑顔を見せた芝雀は、実は昭和39(1964)年の芝雀襲名の折にも浅草寺で父、兄とともにお練りを行っています。「当時は9歳で、記憶はうっすらとしか残っていないのですが、51年ぶりのお練りをさせていただき、あらためて感慨深いところがございます」。3月の初日を思うと、「きっとそのときはまた、胸いっぱいになるんじゃないかと…」、思いはあふれるようですが、やはり、舞台に立つことについては、自然と表情が引き締まります。

 

 五代目雀右衛門襲名にあたり、芝雀が目指すのはこの「父をなぞる」ことだと言います。「父、雀右衛門をなぞってなぞって、似てきたねと言われ、喜んでいただけるような舞台を勤めたい。皆様にはその姿を見ていただきたい」。そして、父、四代目をなぞっていくうちに、五代目として、「父と違った魅力が出てきてよかったね、といわれるところを目指して頑張ります」と、3月に向けて意欲を語りました。

 歌舞伎座「三月大歌舞伎」は、3月3日(木)初日。チケットは、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹にて、2月12日(金)より発売予定です。

 

五代目中村雀右衛門襲名披露「お練り」でご挨拶

2016年01月27日

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