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中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

 

 

 2017年2月、歌舞伎座「二月大歌舞伎」で、中村勘九郎の息子の波野七緒八(なみの なおや)、波野哲之(なみの のりゆき)が、それぞれ三代目中村勘太郎、二代目中村長三郎を名のり、初舞台を勤めることが発表されました。

 「波野七緒八です。よろしくお願いいたします」「波野哲之です」と、初舞台の会見に臨み、大勢の取材陣やカメラの列を前に、堂々とご挨拶をした二人。「こうして歌舞伎座で初舞台ができること、本当にうれしい」と、勘九郎は亡き父をはじめ、さまざまな人たちへの感謝とともに、「二人とも一所懸命稽古をして、いい初舞台を迎えることができますように」と、気を引き締めて挨拶しました。

 

中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

親子三代、桃太郎で初舞台 

 勘九郎の長男、七緒八は平成23(2011)年2月22日生まれ、二男の哲之は平成25(2013)年5月22日生まれで、5歳11カ月と3歳8カ月での初舞台となります。勘九郎と七之助も、昭和62(1987)年1月歌舞伎座で、同じく5歳と3歳で初舞台を踏んでいます。親子二代で同じ年齢での初舞台、その演目が『門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)』です。

 

 桃太郎の役は、二人の祖父、十八世勘三郎が『昔噺桃太郎』(昭和34年4月歌舞伎座)で、五代目勘九郎を名のって初舞台で勤めた役でもあります。

 

中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

 七緒八は、父勘九郎の前名、勘太郎を三代目として名のり、哲之の名のる長三郎は三世中村勘三郎の幼名です。初世勘太郎は四世勘三郎の幼名、七之助は七世勘三郎の幼名で、勘九郎は、「中村勘三郎家は(中村座の)座元の名前なので、役者としての名前が少ないんです。うちに古くからある名前の本の中から相談しながら決めました」と明かしました。

 

初舞台が「楽しみです!」

 普段の二人について勘九郎は、「七緒八はおとなしい、哲之は今日は静かにしていますが、家の中では大変です」。家の中で最近は、橋の上での立廻りをしているそうで、「立役、女方はどうなるかわかりませんが、今は刀が好きなので、立役…、というより立廻りが好きなようです。初舞台では、大きな声を出して、大きく体を使ってくれればいいです」と、二人に温かい眼差しを向けました。

 

中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

 勘九郎と七之助の『門出二人桃太郎』では、兄の桃太郎、弟の桃太郎として、勇ましい武者姿で見得をしたり、花道を引込んだりと大活躍を見せていました。舞台には父の十八世勘三郎が鬼の総大将、祖父の十七世勘三郎と芝翫が、桃を拾ってくるお爺さんとお婆さんとして共演。しかし、勘九郎は今度の息子の初舞台では、共演を喜ぶというより、緊張のほうが勝っていると苦笑しました。一方、初舞台を踏む二人は「楽しみです」とにっこり。

 

中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

 七之助は、会見に臨んだ二人の甥を見て、「私のときよりすごく静か。いい役者になると確信しました。ぜひ、大勢のお客様に来ていただいて祝っていただきたいと思います」とはなむけの言葉を贈りました。

「田んぼアート」で初舞台を祝福

 初舞台を記念して、「二人桃太郎記念田んぼアート」が行われることが、この日、あわせて発表されました。十八世勘三郎と親交のあった俳優の永島敏行氏がプロジェクトリーダーとなり、地方創生の一助として、松本市内にある大字島内上平瀬地区の水田に、初舞台にちなんだ絵柄を描きます。5月末には田植えをし、秋には稲刈りもして米や酒をつくる予定となっています。

 

 「信州まつもと大歌舞伎」では、いつも熱烈な歓迎を受け、「これからも松本で公演をしていきたい」と語った勘九郎は、「家族で田植え、稲刈り、楽しくできたらいいなと思います」と、笑顔を見せました。

 

中村勘太郎、中村長三郎、来年「二月大歌舞伎」初舞台を発表

2016年03月07日

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