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時蔵「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話」出演のお知らせ

時蔵「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話」出演のお知らせ

 今月の歌舞伎座で「三笠山御殿」のお三輪を熱演、受け継いだ大切な役を次代へとの、熱い思いも伝わってきます

 6月23日(土)、歌舞伎座ギャラリーで開催の「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話(かぶきやわ)」に、中村時蔵が出演します。

 2016年4月以来、2年ぶり2度目の歌舞伎夜話出演となる時蔵。前回は、歌舞伎の話はもちろん陶芸やクラシックなど多彩な趣味のことにまで話が及び、時蔵の内なる豊かな世界をかいま見せました。

 

 時蔵は女方のさまざまな役柄から二枚目の立役まで、広い芸幅をもつ実力派。勤める役がいずれも当り役なのではないかと思わせるほど、それぞれの役の魅力を自分のものとして伝える深い表現力を備えています。古典の女方の芸を折り目正しく受け継ぎ、表現し、次へ受け渡していく、現在の歌舞伎界にはなくてはならない存在です。

 

 一昨年10月の御園座『ぢいさんばあさん』では美濃部伊織の妻るん、そして昨年3月の歌舞伎座『渡海屋・大物浦』では女房お柳実は典侍の局を、いずれも仁左衛門の相手役として勤めました。また、同年11月の歌舞伎座『直侍』の菊五郎演じる直次郎とその思い人三千歳のように、時蔵が女方を演じるカップルからはいつも、男女の深い情が温もりをもって伝わってきます。今年4月の歌舞伎座『絵本合法衢』のうんざりお松では印象的な悪婆を演じて客席をひきつけ、また同月の『裏表先代萩』で挑んだ女方の大役である乳人政岡は、これまでの研鑽の蓄積を感じさせるものでした。

 

 今月の歌舞伎座『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』杉酒屋娘お三輪は、五代目中村時蔵の襲名披露で勤めて以来、大切に演じ続けてきた役です。今この役に再び挑む心境や、時蔵が持つその尽きせぬ魅力に肉薄する歌舞伎夜話、どうぞお聞き逃しのないようお早めにお申込みください。

 

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ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話

―中村時蔵―

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日時

2018年6月23日(土)18:30開演(18:15開場)

※約1時間30分を予定

 

場所

歌舞伎座ギャラリー

(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)

 

入場料

全席指定:3,000円(税込)

 

2018年6月11日(月)10:00発売

 

チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイト
※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。

 

お問い合わせ

歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)

 

 

「歌舞伎座ギャラリー」公式サイト

2018/06/08