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船乗り込みで高麗屋がご当地お目見得、大阪松竹座「七月大歌舞伎」

船乗り込みで高麗屋がご当地お目見得、大阪松竹座「七月大歌舞伎」

 

 

 6月29日(金)、大阪松竹座「七月大歌舞伎」で襲名披露を行う二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎ほか高麗屋一門が、「船乗り込み」でご当地にお目見得し、出演者が公演に向けてご挨拶を行いました。

船乗り込みで高麗屋がご当地お目見得、大阪松竹座「七月大歌舞伎」

 大阪の夏がすぐそこまで迫り、30度を超える暑さとなった29日の午後、東横堀川から大阪松竹座を目指し、戎橋までの船乗り込みがスタートしました。取材会では幸四郎が、初めて船乗り込みに参加したのは中座の7月公演で、当時と違い、今は「川がだんだん、どんどんきれいになって、これからは泳いで船乗り込みするんじゃないか」と冗談も飛ばしていましたが、今年は二人の襲名を祝うかのように川面が美しくきらめいていました。

 

 梅雨空を吹き飛ばすかのように「高麗屋!」の声が両岸から飛び交い、戎橋は立錐の余地もないほどの人で埋まりました。劇場の入り口前も早くから大勢のファンであふれ、白鸚の登場と同時に「二代目!」とかかって大きな歓声が上がりました。

 

船乗り込みで高麗屋がご当地お目見得、大阪松竹座「七月大歌舞伎」

 「私どもは悲しみをなんとか希望に、苦しみを勇気に変えてしまう、それを生業としています。勇気や希望に変えることは難しく、ましてや感動を与えることはもっと難しいと思います。松竹座でそんなことを思いながら、お客様お一人でも苦しみとか悲しみを希望や勇気に変えたい一心で、二代目白鸚の舞台を勤めてまいります」との挨拶には、一段と大きな拍手が起こりました。

 

船乗り込みで高麗屋がご当地お目見得、大阪松竹座「七月大歌舞伎」

 昨年は染五郎として、今年は幸四郎として出演する7月の大阪松竹座。「私にとって育てていただいた場所でもあり、たくさんたくさん汗をかいた場所でもあります。その地で新たに幸四郎として襲名披露をさせていただけるのは本当にありがたい。『女殺油地獄』はご当地の狂言でございます。それをこちらでさせていただくのは、自分の目標でございました。しかも襲名披露狂言としてさせていただき、本当にうれしく思っております。一生に一度しかない大事な大事な興行を精いっぱい勤めます」と、意気込みました。

 

 「今回は高麗屋さん御親子の襲名ご披露でございまして、私も精いっぱい、この公演が盛り上がるように頑張ります」と仁左衛門が気合十分なところを見せ、又五郎が「大好きな大阪の街、大好きな尊敬する新白鸚のお兄さん、新幸四郎さんの襲名披露興行に列座させていただきますこと、本当にありがたい」、扇雀は「一昨年の正月以来の大阪松竹座に出演、本当に久しぶりで楽しみにしておりました。襲名披露に少しでも華が添えられるように勤めます」、孝太郎も襲名披露興行に参加できることを喜び、「一所懸命頑張りますので、千穐楽まで皆さん応援よろしくお願いいたします」と、精進を誓いました。

 

 猿之助は「厚い厚いご後援のほどよろしくお願いいたします」、中車は高麗屋の襲名披露には初参加、「一人でも多くの方にご覧いただきますように、心から願っております」。歌昇は「大変微力ではありますが、襲名披露興行になんとかお力になれるように誠心誠意勤めたい」、壱太郎は、「昼夜4役、たくさんの役をいただきました、精いっぱい勤めてまいります」と意欲を見せました。3年連続出演を喜んだ廣太郎は「千穐楽まで頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」、種之助は「このたびの襲名披露の興行に一座させていただけますこと、本当にうれしく思っております」と、笑顔を見せました。

 

 竹三郎は襲名披露を祝し、「ご一緒させていただいて喜んでおります」。錦吾は「一門といたしましてこのようなうれしいことはございません」、寿治郎は「お一人でも多く、お誘いあわせくださいましてお越しください」、松之助もお集まりの皆さんに感謝して、「また劇場のほうへもどうぞ」と呼びかけました。橘三郎も「襲名にご一緒させていただき、こんなうれしいことはございません」、宗之助は「先月に引き続き、高麗屋さんのご襲名興行に出演」を感謝しました。吉弥も、「昨年に引き続き出演できまして、本当にうれしい」と地元の声援に応えていました。

 

 高麗蔵は「昼の部夜の部どちらもご覧いただき、楽しんでいただきたい」とアピールし、彌十郎は「大好きな大阪で、お世話になっております高麗屋御親子のご襲名にご一緒させていただき、本当にありがたい」と感謝。「今年の目標は爽やか。爽やかに高麗屋さんご襲名を応援したい、盛り上げたい」と語った鴈治郎に続き、最後に歌六が「暑い7月の大阪に負けないよう、熱い舞台を勤めさせていただきます」と、出演者23名の挨拶を締めくくりました。

 恒例のまき手拭いの後は仁左衛門の発声で大阪締め。いよいよ3日の初日を待つばかりとなりました。大阪松竹座「七月大歌舞伎」関西歌舞伎を愛する会 第二十七回は、7月3日(火)から27日(金)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹で販売中です。

 

船乗り込みで高麗屋がご当地お目見得、大阪松竹座「七月大歌舞伎」

2018年06月29日

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