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猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき

猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき

 

 2月3日(月)、博多座のスーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』に出演の市川猿之助と中村隼人が、博多座で豆まきを行いました。

猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき

 4日(火)に初日を迎える博多座では、劇場の入口に、高さ6メートル、幅8メートルの、博多座史上初となる巨大エントランスを設置。作品のテーマにちなみ「歓喜の門」と名付けられたこのエントランスの下へ、初日前稽古の合間に、猿之助と隼人がオグリの衣裳で登場しました。

 

 博多座での公演のために、また新たな演出を加えた『新版 オグリ』について、猿之助は「音響、照明、劇場空間、どれも大変素晴らしい。どの席からでも全体が見えるので、映像を使う場面を増やしました。前回は使わなかった場面にも映像を使うことによって、さらに幻想的なシーンになっています。舞台で使う水の量も増やしました(笑)。水は冷たいですが、劇場では熱く燃えたい」と、力強く語りました。

 

猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき

 「私は鹿児島生まれの九州男児なので、九州で主演を勤められるのはうれしいこと」と話す隼人は、この作品で「猿之助兄さんとのダブル主演という機会をいただいて感無量です」と意気込みます。「オグリ一味が道を踏み外している設定なので、地獄のシーンに出てくる閻魔大王と鬼たちの方が、意外と正論を言うところも面白いんです」と、節分にかけた笑いを交えて『新版 オグリ』の魅力をアピールしました。

 

 さらに猿之助は「最終の東京行きの飛行機に間に合う時間に終わります。ぜひ近郊、遠方問わず、一人でも多くの方に観ていただきたい。もちろん、短くなったからといって内容が減るのではなく、いっそう中身を詰め込んだ、いい形のオグリをご覧いただくことができる」と、充実の舞台を約束。そして、「人間というのは幸せになるために生まれてくる。これがこの芝居のテーマです」と、作品に注ぐ変わらない思いを一言に込めました。

 

猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき

スーパーリストバンドを付けて、勢いよく豆をまく二人のオグリ

 

 豆まきを前に、「鬼でもなんでもいいので劇場に来ていただきたい。不景気や病気や、世の中の嫌なことは、この節分を機にいい方向へ向かっていけば」と猿之助。「鬼も内、福も内」というかけ声に合わせて豆をまき、邪気を払うとともに公演の大入りを願いました。

 博多座スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』は25日(火)までの公演。チケットは博多座のオンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで、販売中です。

 

猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき

エントランスの中央には、二人の直筆のサインとメッセージも書き込まれています。ぜひ直接ご覧ください

猿之助、隼人、博多座で邪気払いの豆まき
2020/02/05