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玉三郎、春風亭小朝が語る、歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」

玉三郎、春風亭小朝が語る、歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」

 

 2024年7月25日(木)に行われる歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」に出演の坂東玉三郎、春風亭小朝が、公演に向けての思いを語りました。

春風亭小朝と、3度目の共演

 玉三郎と小朝は、令和5(2023)年7月の南座「坂東玉三郎 夏のひととき」、令和6(2024)年1月の大阪松竹座「坂東玉三郎 はるのひととき」でそれぞれ共演し、大きな話題を呼びました。今回、歌舞伎座で一夜限りの公演を行うことに対し、玉三郎は、「歌舞伎座でやらせていただくことがありがたい」と、笑顔で答えます。

 

玉三郎、春風亭小朝が語る、歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」

 

 20代の頃から交流があり、打ち解けた様子の二人。小朝への印象を聞かれると、「江戸落語をされているので、江戸言葉を流暢に話されることが、印象深いです。世話物の登場人物が、そのまま隣にいる感覚ですね」と、語ります。一方小朝は、「踊りや芝居のことを質問すると、端的で核心をつく答えがいつも返ってくる。僕にとっては人生を変えるご縁だなと思っています」と、玉三郎から受けた影響を熱く語りました。

 

 
玉三郎、春風亭小朝が語る、歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」

 

語りと芝居で紡ぐ、『怪談 牡丹燈籠』

  今回、二人で初めての上演となる、歌舞伎でもおなじみの『怪談 牡丹燈籠』について、玉三郎は、「せっかく二人でやりますので、立役を小朝さんが語り、私が女方(お露、お米、お峰)を勤める予定です」と説明。続けて小朝も、「私が語ると、その場面がぱっと芝居に切り替わり、玉三郎さんが演じるような流れになると思います」と、構想を明かしました。

 

 
玉三郎、春風亭小朝が語る、歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」

▲ 「坂東玉三郎 はるのひととき」より『越路吹雪物語』坂東玉三郎(撮影:岡本隆史)

 「夏だから、お互いに麻を着ようと話しています」と、玉三郎が衣裳についても触れると、小朝が、「最初は羽織りを着ようかと」と答え、玉三郎が「じゃあ私も…」と、その場で相談が進む様子も。公演への期待が高まるとともに、気心知れた二人の会話も垣間見ることができた、和やかな会見となりました。また、『越路吹雪物語』は、「坂東玉三郎 はるのひととき」で初演し、小朝の語りに、玉三郎が歌でコラボレーションした公演です。磨きを重ね、このたび再演されます。

  歌舞伎座「坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演」は7月25日(木)の公演。チケットは6月16日(日)から、チケットWeb松竹チケットホン松竹で発売予定です。

2024/05/15