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松竹大歌舞伎 西コース

平成23年度

(社)全国公立文化施設協会主催

西コース

松竹大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2011年8月31日(水)~9月25日(日)

劇場:巡業

日程詳細

2011年8月

  • (曜日)

    開演
    時間

    会 場

    チケット
    Web松竹

    お問い合わせ先

  • 31(水)

    14:00

    よこすか芸術劇場

    神奈川県 横須賀市

    046-823-9999

2011年9月

演目と配役

一、雨の五郎(あめのごろう)
曽我五郎時致
片岡 愛之助
二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
下市村茶店の場
同  釣瓶鮓屋の場
〈茶店〉





〈すし屋〉

いがみの権太
主馬小金吾
若葉の内侍
弥左衛門
小せん

いがみの権太
お里
お米
梶原景時
若葉の内侍
弥左衛門
弥助実は平維盛/小せん

片岡 仁左衛門
片岡 愛之助
市川 高麗蔵
坂東 彌十郎
片岡 秀太郎

片岡 仁左衛門
片岡 孝太郎
坂東 竹三郎
坂東
市川 高麗蔵
坂東 彌十郎
片岡 秀太郎

みどころ

一、雨の五郎(あめのごろう)

 春雨の降る夜、蛇の目の傘をさした曽我五郎が、大磯の遊女化粧坂の少将からの恋文を手にして、廓へ向かっている。五郎と少将は深い仲。五郎は父の仇討ちを心に秘めているが…。
 仇討ち物語の主人公として有名な曽我五郎を取り上げた長唄の舞踊。五郎は、荒若衆の血気盛んな様子と、廓通いの色気と華やかさを持ち合わせた人物です。艶やかなクドキ、豪快な立ち廻りなど、見どころに溢れた人気の舞踊です。

二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

  下市村茶店の場
  同  釣瓶鮓屋の場

 平維盛の奥方若葉の内侍と子息六代君は、小金吾を伴って維盛の行方を探している。三人が下市村の茶店でひと休みするところ、いがみの権太が現れ、小金吾は金を騙し取られた上、追手に追われた内侍と六代君を逃した小金吾は、壮絶な討死を遂げる。そこへ権太の父の弥左衛門が通りかかる。実は、維盛は弥左衛門が営む鮓屋の奉公人としてかくまわれていた。弥左衛門は、小金吾の首を切り落とし、家に持ち帰る。鮓屋(すしや)では、弥助と名を変えた維盛と、弥左衛門の娘お里と夫婦の約束をしている。ここへ権太が現れ、母から金を騙し取るが、弥左衛門が帰宅したので、金を鮓桶に隠して隠れる。
 その夜、内侍と六代君が宿を求めて鮓屋を訪ねる。再会を喜ぶ三人だが、お里は弥助が維盛だと知り、嘆き悲しむ。そこへ鎌倉方の梶原景時が現れるという知らせが入るので、お里は三人を隣村へ逃す。しかし、これを聞いていた権太は、褒美目当てに三人を追って、鮓桶を持って駆け出す。やがて、維盛の首と内侍親子を縄で縛った権太が現れ、梶原に引き渡すのだが…。
 三大名作のひとつ『義経千本桜』の三段目にあたる作品。心が歪んでいるという意味の〝いがみ〟の権太を中心に、平維盛の家族と鮓屋の家族の物語が交差しながら展開します。小悪党の権太ですが、愛嬌も持ち合わせ、最後には善人に立ち返るところが眼目で、見どころに富んだ作品です。

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