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五月花形歌舞伎

料金(税込)

  • 一等席15,000円
  • 二等席A9,000円
  • 二等席B7,000円
  • 三等席4,000円
  • 特別席16,000円

上演時間

  • 新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)

  • 幕間 30分
  • 太刀盗人(たちぬすびと)

  • 幕間 25分
  • 歌舞伎十八番の内 鎌髭(かまひげ)

  • 三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
    発端 序幕

  • 幕間 5分
  • 三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
    二幕目

  • 幕間 30分
  • 三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
    三幕目

  • 幕間 15分
  • 三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
    四幕目

※5月3日記
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)
北条高時
大佛陸奥守
秋田入道
愛妾衣笠


寿

二、太刀盗人(たちぬすびと)
すっぱの九郎兵衛
田舎者万兵衛
目代丁字左衛門

亀三郎

三、歌舞伎十八番の内 鎌髭(かまひげ)

山崎の里鍛冶屋四郎兵衛内の場

市川海老蔵景清にて大荒事相勤め申し候

修行者快鉄実は悪七兵衛景清
下男太郎作実は梶原源太
下男次郎作実は尾形次郎
下女お梅実は梶原妹白梅
猪熊入道
うるおい有右衛門
鍛冶屋四郎兵衛実は三保谷四郎
海老蔵
亀三郎




左團次

夜の部

慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)

  三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)

市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候

発 端
序 幕


二幕目
三幕目

四幕目
稲村ヶ崎の場
鎌倉花水橋の場
大磯廓三浦屋の場
三浦屋奥座敷の場
滑川宝蔵寺土橋堤の場
足利家奥殿の場
同  床下の場
山名館奥書院の場
問註所門前の場
同  白洲の場
口上
仁木弾正
絹川与右衛門
赤松満祐
足利頼兼
土手の道哲
高尾太夫
腰元 累
乳人政岡
荒獅子男之助
細川勝元

八汐
渡辺民部之助
京潟姫
山中鹿之助
松島
山名持豊
大江鬼貫
渡辺外記左衛門
沖の井
三浦屋女房松代
栄御前
海老蔵


亀三郎



寿


門之助
右之助

みどころ

昼の部

一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)
新歌舞伎十八番の名作、驕慢高時を描く

 鎌倉幕府の執権北条高時は、犬を偏愛し、田楽舞(でんがくまい)にうつつを抜かしています。老婆に襲いかかった犬を殺した浪人を死罪にするようにと命じます。しかし、家臣が今日は二代目執権義時(よしとき)の忌日であることを訴えると、高時もその処罰を諦めます。宴を催して気を紛らわしますが、突如雷鳴が響き渡り...。
 史実に基づく「活歴」劇の代表作です。

二、太刀盗人(たちぬすびと)
明るくユーモラスな舞踊劇

 松羽目物(まつばめもの)で、狂言の「太刀奪(たちばい)」を題材にした作品です。すっぱ(すり)の九郎兵衛が田舎者の万兵衛の太刀を盗もうとして争いになると、そこへ目代(もくだい)がやってきます...。
 九郎兵衛が、万兵衛を真似て半間ずつ遅れて舞を舞うところが笑いを誘います。わかりやすくて品格漂う、舞踊劇の一幕をお楽しみください。

三、歌舞伎十八番の内 鎌髭(かまひげ)
〝大荒事〟にて歌舞伎十八番が復活!

 平家滅亡ののちも源氏の追手を逃れ、密かに源氏を倒そうと頼朝の首を狙っている景清。一方の源氏も、景清を捕らえようと、策を巡らせているのでした。修験者の姿となった景清がのりこんできて...。
 四世市川團十郎が安永3(1774)年4月江戸中村座で初演しました。今回、海老蔵が新たな構想のもと復活する「歌舞伎十八番」にご期待ください。

夜の部

  三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
圧巻の善悪十役早替り。 縦横無尽に駆け巡る――

 足利家の重臣仁木弾正(にっきだんじょう)は父赤松満祐(まんゆう)の亡霊に出会い、亡父の大望である足利家打倒を決意します。
 その後、弾正は大江鬼貫(おにつら)と結託し、当主頼兼を傾城高尾太夫に入れあげさせます。絹川与右衛門は忠義の為、自らの妻累(かさね)の姉である高尾を斬り殺し、ついには高尾の霊が乗り移った累をも手にかけます。
 頼兼の放蕩(ほうとう)により家督を相続した幼君鶴千代を乳母政岡が守護しています。栄御前(さかえごぜん)が鶴千代に差し出した菓子を、政岡の子千松が代わりに口にして苦しみ出します。弾正の妹八汐に嬲(なぶ)り殺しにされる千松を顔色一つ変えず見詰める政岡。その様子から、政岡を味方だと思い込んだ栄御前は、悪事の証拠である連判状を渡します。一匹の鼠がその連判状を奪い去るのを、荒獅子男之助が捕えようとしますが、妖術で鼠に姿を変えていた弾正は、悠々と宙空を飛び去って行くのでした。
 国家老の渡辺外記左衛門(げきざえもん)は、御家横領を企む罪状を管領山名持豊(もちとよ)に訴え出ますが、鬼貫と通じる持豊は訴えを退けます。ここへ細川勝元が現れ...。

 仙台藩の御家騒動を題材とし、文化12(1815)年江戸河原崎座で七世市川團十郎が初演。昭和54(1979)年に三代目市川猿之助(現・猿翁)が復活上演した後、再演を重ね「三代猿之助四十八撰」の中でも人気作の一つです。海老蔵は平成22(2010)年1月新橋演舞場で善悪十役に初めて取り組み、今回、満を持して南座での上演となります。

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