
| 上演時間 | |
|---|---|
歌舞伎十八番の内
鳴神 (なるかみ) |
11:00-12:15 |
| 幕間 30分 | |
橋弁慶 (はしべんけい) | 12:45-1:05 |
| 幕間 20分 | |
義経千本桜 | 1:25-3:15 |
| 上演時間 | |
|---|---|
鳥辺山心中 | 4:15-5:30 |
| 幕間 30分 | |
新古演劇十種の内 身替座禅 (みがわりざぜん) | 6:00-6:55 |
| 幕間 15分 | |
女殺油地獄 | 7:10-8:50 |
朝廷に約束を反故にされ怨みを持つ鳴神上人は、京都北山の滝壺に三千世界の竜神を封じ込めてしまいます。そのために雨が降らず、日照りで人々が苦しむのを見かねた朝廷は、雲の絶間姫という美女を上人のもとへ送り込みます。姫の色香に気を許した上人は、酒を飲まされ、酔いつぶれます。その隙に姫は封印の注連縄を切り、封じ込められた竜神を解き放ち走り去ります。欺かれたと知った上人は、怒り狂い凄まじい形相で姫を追うのでした。
高僧が艶やかな絶間姫の色気によって破戒する様や、後半の荒事などみどころの多い一幕で、海老蔵が家の芸である鳴神上人に、孝太郎が雲の絶間姫を演じます。
武蔵坊弁慶は、京の五條橋で腕の達者な少年が出没すると聞き、それを退治しようと待ち構えています。そこへ薄衣をかかげた女が現れ、弁慶の持つ薙刀を足蹴にします。その人物こそ話に聞く少年、牛若丸でした。
同名の能を素材にし、弁慶と牛若丸の出会いを描いた舞踊で、剛の弁慶と柔の義経を愛之助、壱太郎が勤めます。
摂津国大物浦にある船問屋の渡海屋で、義経一行が日和待ちをしているところ、相模五郎と入江丹蔵が義経詮議の為に訪れます。主人の銀平はこれを追い払いますが、この主人こそ実は、壇ノ浦の合戦で死んだと思われていた平知盛でした。女房のお柳は典侍の局、娘お安は安徳帝で、義経一行を油断させ、討ち取ろうとしていたのでした。亡霊姿に身をやつし、船出した一行を襲った知盛ですが、すべてを義経に見抜かれていました。典侍の局らは自害し、知盛もまた安徳帝を義経に託し、自らの体に碇の綱を巻き付け、碇ごと海中に身を投げるのでした。
前回好評を得た知盛を仁左衛門が勤め、秀太郎の典侍の局、歌六の弁慶、海老蔵の義経と魅力の顔合わせによる見逃せない舞台です。
将軍徳川家光に従って上洛した旗本菊地半九郎は、祇園の若松屋抱えの遊女・お染と恋仲になります。やがて江戸へ帰ることが決まり、お染を身請けしようと考えていた半九郎ですが、些細なことから朋輩の市之助の弟・源三郎と争いになり、激しい斬り合いの末殺してしまいます。進退窮まった半九郎はお染と共に死を決意し、春の晴れ着を死装束に鳥辺山へと向かうのでした。
岡本綺堂の新歌舞伎の名作を、愛之助の半九郎、孝太郎のお染という花形の二人が情感たっぷりに演じます。
大名の山蔭右京は、恋人の花子に会いに行きたいのですが、奥方の玉の井が怖く頭を悩ませています。そこで座禅を口実にお堂に籠もり、太郎冠者に衾を被せ、自分の身替わりになるように命じ、花子のもとへ急ぐのでした。しかし奥方はそれを見破り、太郎冠者と入れ替わり右京の帰りを待ちます。やがてほろ酔い気分で戻ってきた右京は、衾を被っているのが玉の井とも知らず、花子との逢瀬の様子を語るのですが...
狂言の『花子』をもとにした人気舞踊で、仁左衛門が恐妻家の大名を愛嬌たっぷりに演じます。。
油屋を営む河内屋の次男・与兵衛は、放蕩三昧で喧嘩沙汰ばかりおこしています。また、借金の返済に困り親からも金を巻き上げようとしますが、とうとう家を追い出されてしまいます。そこで与兵衛は、同業の豊嶋屋のお吉に頼ろうと店を訪れたところ、そこで親の慈愛あふれる言動にふれます。もう親に迷惑はかけられないと思った与兵衛は、お吉に不義になって金を貸して欲しいと迫りますが、断られてしまい...
近松門左衛門が描く、現代にも通じる若者の心理や親の情、殺しの場面など見どころの多い世話物の名作に、海老蔵が初役で与兵衛を、豊嶋屋女房お吉を孝太郎が勤める舞台です。