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團菊祭五月大歌舞伎

團菊祭五月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2012年5月3日(木・祝)~27日(日)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~

劇場:大阪松竹座

料金(税込)

  • 1等席17,000円
  • 2等席8,000円
  • 3等席5,000円

幕見席のご案内

上演時間

  • 菅原伝授手習鑑
    寺子屋

  • 幕間 25分
  • 身替座禅

  • 幕間 15分
  • 封印切

  • 絵本太功記
    尼ヶ崎閑居の場

  • 幕間 30分
  • 高坏

  • 幕間 20分
  • ゆうれい貸屋

日程詳細

2012年5月

345
昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:00
27
昼の部夜の部11:0016:00

2012年5月

昼の部 夜の部
3
(木)
11:00 16:00
4
(金)
11:00 16:00
5
(土)
11:00 16:00
6
(日)
11:00 16:00
7
(月)
11:00 16:00
8
(火)
11:00 16:00
9
(水)
11:00 16:00
10
(木)
11:00 16:00
11
(金)
11:00 16:00
12
(土)
11:00 16:00
13
(日)
11:00 16:00
14
(月)
11:00 16:00
15
(火)
11:00 16:00
16
(水)
11:00 16:00
17
(木)
11:00 16:00
18
(金)
11:00 16:00
19
(土)
11:00 16:00
20
(日)
11:00 16:00
21
(月)
11:00 16:00
22
(火)
11:00 16:00
23
(水)
11:00 16:00
24
(木)
11:00 16:00
25
(金)
11:00 16:00
26
(土)
11:00 16:00
27
(日)
11:00 16:00

演目と配役

昼の部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

寺子屋

松王丸
武部源蔵
源蔵女房戸浪
御台園生の前
涎くり与太郎
春藤玄蕃
松王女房千代

海老蔵


寿
亀三郎
菊之助
二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
山蔭右京
太郎冠者
侍女千枝
同 小枝
奥方玉の井
菊五郎
権十郎
巳之助
尾上右近
團十郎

恋飛脚大和往来

三、玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)

新町井筒屋の場

亀屋忠兵衛
傾城梅川
丹波屋八右衛門
井筒屋おえん
槌屋治右衛門
藤十郎
菊之助
三津五郎

左團次

夜の部

一、絵本太功記(えほんたいこうき)

尼ヶ崎閑居の場

武智光秀

武智十次郎
佐藤正清
初菊
皐月
真柴久吉
團十郎

菊之助
海老蔵


菊五郎
二、高坏(たかつき)
次郎冠者
太郎冠者
大名某
高足売
海老蔵
寿


三、ゆうれい貸屋(ゆうれいかしや)
桶職弥六
家主平作
屑屋の幽霊又蔵
娘の幽霊お千代
弥六女房お兼
魚屋鉄造
鉄造女房お勘
芸者の幽霊染次
三津五郎




権十郎
調

みどころ

昼の部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

  寺子屋

 寺子屋を営む武部源蔵と妻の戸浪は、主君菅丞相の一子、菅秀才をかくまっていますが、敵方の藤原時平から、菅秀才の首を渡すよう命じられ、源蔵は、今日寺入りしたばかりの子、小太郎の首を身替りとして首実検役の松王丸に差し出します。すると意外にも、菅秀才の顔を見知っているはずの松王丸が、偽首を一目見て、菅秀才の首に間違いないと断言して立ち去ります。驚きながらも源蔵夫婦が安堵するところへ、小太郎の母、千代が戻って来ます。身替りになった小太郎は、なんと敵方の松王丸と千代の子だったのです。
 歌舞伎三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑』の中でも特に人気の高い名場面です。

二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)

 恐妻家の山蔭右京は、浮気相手の花子のもとへ行く口実に、一晩邸内の持仏堂に籠って座禅をすると言い出します。一日だけならと許可を出した奥方の玉の井に、持仏堂には決して近づかないようにと告げ、右京は太郎冠者を身替りにして、花子のもとへいそいそと出かけます。そうとは知らない玉の井が、座禅に励む夫を見舞おうとやって来て…。
 尾上菊五郎家の家の芸である新古演劇十種の一つで、狂言の『花子』をもとに作られた、格調高い中にも笑い溢れる松羽目物の舞踊劇です。

三、玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)

 大坂の飛脚問屋、亀屋の養子の忠兵衛と遊女の梅川は将来を言い交した仲。しかし忠兵衛は、梅川の身請けの手付分しか払えず、残りの支払いに窮しています。井筒屋のおえんの取り計らいで、忠兵衛は梅川と久しぶりに再会するところ、忠兵衛の飛脚仲間の丹波屋八右衛門が現れ、梅川に身請けを断られた腹いせに、さんざんに忠兵衛に悪態をつき出します。あまりの悪口雑言に堪えかねた忠兵衛は、大罪と知りながら、屋敷へ届けるはずの為替の金の封印を切ってしまいます。そのお金で梅川を身請けした忠兵衛は、梅川と共に死出の旅へと向かうのでした。
 近松門左衛門の上方和事の名作をお楽しみください。

夜の部

一、絵本太功記(えほんたいこうき)

 本能寺で主君の小田春永を討った武智光秀ですが、息子の謀反に憤った母の皐月は、尼ヶ崎の庵室に籠っています。ひそかに母を訪ねて来た光秀は、春永の腹心の真柴久吉が忍んでいると思い、障子越しに竹槍を刺し込みますが、出て来たのは皐月でした。そこへ、光秀の倅、十次郎が手傷を負いながら戦場から戻り、父に味方の敗北を知らせると、祝言を挙げたばかりの許嫁初菊に看取られて息絶えます。母と子の死に涙し、進退窮まった光秀の前に久吉が現れますが、情け深い久吉は、戦場での再会を約してその場を去るのでした。
 重厚な時代物の傑作をご堪能ください。

二、高坏(たかつき)

 主人の大名と太郎冠者と共に花見に出かけた次郎冠者は、盃を乗せる足付きの台である高坏を買ってくるよう命じられます。ところが、高坏がどんな物か知らない次郎冠者は、高足売の口車に乗せられて高足を買った挙句、高足売と一緒に、預かっていた酒を飲んで酔いつぶれてしまいます。次郎冠者を探してやって来た大名と太郎冠者に起こされますが、次郎冠者は、高足を高坏だと言い張り、ついには高足を履いて踊り出すのでした。
 花見の華やいだ雰囲気の中、酔態を見せながら高足を履いて賑やかにタップを踊るのが見どころの長唄舞踊です。

三、ゆうれい貸屋(ゆうれいかしや)

 桶屋の弥六は、いい腕を持ちながらも、いくら働いても楽にならない暮らしに疲れ果て、すっかり怠け者になっています。女房のお兼や家主の平作がいくら意見しても聞く耳を持たないので、とうとうお兼は実家に帰ってしまいます。そんな弥六の前に、成仏できない芸者の幽霊・染次が現れ、女房にしてほしいと言い出します。最初は驚いた弥六も、美女に迫られて悪い気はせず、夫婦同然に暮らし始めます。そんな二人が思いついた商売が、恨みを晴らしたい人のために幽霊を貸し出す「ゆうれい貸屋」。染次が呼び出した幽霊が続々と集まり、商売は大繁盛しますが…。
 山本周五郎原作の軽妙な人情喜劇にご期待ください。

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