その他の公演
博多座
NINAGAWA十二夜
平成19年6月5日(火)~28日(木)
『十二夜』は、シェイクスピアが書いたロマン
ティック・コメディーと呼ばれる作品のひとつです。「十二夜」とは、クリスマスから数えて十二日目の夜、東方の三博士がキリストの誕生を祝うために現れた日のこと。イギリス・エリザベス朝の頃、クリスマスからこの日にかけて、宮廷などでは舞踏や演劇が盛大に催されました。そんな賑やかな雰囲気や、音楽的、祝祭的な要素がふんだんに盛り込まれたお芝居が歌舞伎として生まれ変わり、ついに博多座に登場いたします。
日本のみならず海外でもその手腕の評価が高い蜷川幸雄が初めて歌舞伎の演出を手掛けました。イギリスの生んだ大劇作家シェイクスピアと当代を代表する演出家蜷川幸雄、四百年以上の歴史の中で育まれてきた伝統芸能"歌舞伎"の未だかってない夢のコラボレーションを、お見逃しなく。
双子の兄妹・斯波主膳之助(しばしゅぜんのすけ)と琵琶姫(びわひめ)は、嵐のために遭難。琵琶姫は獅子丸(ししまる)と名乗り、大篠左大臣(おおしののさだいじん)に小姓として奉公します。
左大臣は織笛姫(おりぶえひめ)という公家の姫君に心を奪われます。織笛姫に相手にされない左大臣は、獅子丸に恋の使いを命じます。ところが、獅子丸を女と知らぬ織笛姫は獅子丸に一目惚れ。しかし、獅子丸は左大臣に密かな恋心を抱いているのでした。
洞院鐘道(とういんかねみち)は、姪の織笛姫と安藤英竹(あんどうえいちく)を娶(めあ)わせようと画策しています。織笛姫の居候同然の身の上である洞院を、目の敵にしているのは丸尾坊太夫(まるおぼうたゆう)。そんな坊太夫は、主人の織笛姫を慕っているのでした。これを知った洞院や安藤は、腰元の麻阿(まあ)や捨助(すてすけ)を仲間に引き入れ、織笛姫が書いたようにみせかけた偽の恋文使って、坊太夫の恋心を弄びます。そうとは知らぬ坊太夫は、うまうまと洞院たちの企みに乗せられてしまいます。
一方、九死に一生を得て、左大臣の屋敷へと向かう主膳之助は織笛姫と出会います。主膳之助を獅子丸と思い込む織笛姫が、その思いを打ち明けるところ、左大臣や獅子丸が現れます。さて、互いにもつれた恋の行方は...
